「私さえ幸せにできないあなたが、途上国の人を幸せにできるの?」というおもしろい皮肉
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1人の人間を幸せにできなければ、多くの人を幸せにすることはできないのだろうか?
日本人の幸せは、より高度でより複雑
謙遜とともに、自己否定をしやすい文化なのかもしれない。
だから、どういう行動をとれば自分がより幸せになるのかわからない。
であるがゆえに、自分自身で自分を幸せにすることから逃げ、誰かに自分を幸せにしてもらいたいと願う。
だから、「○○してくれなかったから嫌だ」「××しないなんて、ありえない」と自分が王様やお姫様になったかのように、他人を評価する側に回りたがる。
そしてときに、圧迫面接のように他者に当たる。
割り勘なんてありえない
料理ができないひとはダメだ
年収は○○万円以上
身長は何センチ以上
スタイルが良い人が良い
それは、70億人以上いて、異性が35億人以上いるのだから、年齢や収入などで篩にかけなくてはいけないのだろう。
普通のことだ。
言葉や文字にすると変に感じるだけで、我々は無意識のうちに無数の選択を繰り返しているのだから、自分の中で判断基準(篩)を持っている。
1人の日本人を幸せにすることと、途上国の人々を幸せにすることは根本的に違う
そもそも、ひとりの恋人を幸せにすることと、大勢のひとを友情を持って幸せにすることは違う。
恋人のひとりさえも幸せにすることができたことのない僕だが、友情によってつながった友だちはいる。
愛情と友情に優劣はないが、友情は愛情に比べれば、幾分難易度が低い。
そこまで深く、干渉することはないからだ。
だから、『私一人を幸せにできないあなたが、途上国に行って何ができるの?』というのは、冷静に考えると結構的外れなことを言っている。
でも、それっぽく聞こえる。
だから、実際にその言葉を投げかけられた側のひとは、心にずしっとくる。
女性の「私と仕事、どちらが大事なのよ!!」というドラマのフレーズ。
答えのない問いは、むずかしいものだ。
どちらも大切なのは間違いない。
男脳だと、これは2択、もしくは「両方」を含めた3択なのだが、どうやらリアリティを求める必要はないらしい。
一度「相手」を選んだ上で、会話をすることが1つの正解のようだ。
『私一人を幸せにできないあなたが、途上国に行って何ができるの?』と言うのは、「離れていかないで」ということ
ときどき、女心を理解しようと頑張って深読みすると、「それ深読みしすぎじゃない?」と裏の裏に戻されることがある。
基本的に、何考えているかわからない。
特に、男性が女性の考え方を理解することは不可能だと思う。
一方で、「男の考えは単純だ」と見なされているので、女性は男性の考えを理解しているつもりでいることがある。
でも、男もそこまで単純ではない。それだけは言っておきたい。
同じ人間なのだから、一方が単純で、一方が複雑ということはないだろう。
自分がすごくよく考えているのであれば、相手もそれと同じくらいいろいろなことを、たくさん考えているものだ。
と、まぁ人の旅路を心配してくれるほど、想ってくれているということはうれしいことだ。
基本的に、友だちレベルなら、「楽しんで行ってきてねー」くらいで終わるもの。
それが、「行っちゃうのか。さみしいな」と想ってくれるのだから、素晴らしいことだ。
協力隊の2年間というのは、意外と長いから、超遠距離恋愛をしようとしているひとは覚悟しておいた方が良いですよ!!
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