南米に2年間行くなら、歯列を綺麗にしてみてはいかがだろうか:コロンビアの歯列矯正事情(とても安い・うまい・期間は同じ)

南米に2年間行くなら、歯列を綺麗にしてみてはいかがだろうか:コロンビアの歯列矯正事情(とても安い・うまい・期間は同じ)

日本で矯正をしようとすると、2~5年間要して100万円以上はかかる。

それが、コロンビアでは、同じもしくはより良い技術で、10万円以下で歯列矯正を行うことができる。
それに、協力隊の期間は2年間という矯正にちょうどいい期間だ。

もし、コロンビアに行くのであれば、歯列矯正を行うことを頭の片隅に置いておくと良いかもしれない。

裕福でなくとも歯列矯正を行う風潮があるので、矯正専門医がとってもたくさんいます

コロンビアの街中で頻繁に見かけるお店。
靴屋さん、服屋さん、歯医者さん。

この3つは、本当にどこにでもある。

靴、そんなに頻繁に買う???
服、そんなにたくさん必要???
歯、お金かかるから行かないでしょ???

コロンビアのひと、靴めちゃくちゃ持ってます。
服は、年始を新品で迎える風習があるので、買います。それに、そもそも安いので、よく買います。プレゼントとしてもジーンズなどは便利です。
歯、全然お金を持っていない農家さんたちも、矯正してます。

コロンビアでは、歯列矯正が高いものということはありませんね。
むしろ、見た目に関わることには出し惜しみしませんし、みんな矯正するので、値段も良心的です。
需要が多いので、供給側も多く、本当にたくさん歯医者さんがあります。

気になるお値段は、5万円(1.5millón peso)くらいが相場かな


日本では、歯列矯正は100万円くらいが相場でしょう。
70万円で行ってくれるところもありますが、一般的なイメージで言えば100万円です。

コロンビア、5万円です。

ぼくは、ホームステイ家族の親族が歯医者だったので、そこにお世話になりました。
彼はアメリカで、資格を持っていて、とても親切で安心感のある人でした。
実際、もともと歯並びが悪かった僕の歯列は、とても良くなりました。

費用は、10万円。
3millón pesoです。

この10万円という額をコロンビア人に伝えると、「それ、ぼったくられてるよ」と言われるくらいコロンビア社会では高い費用です。
でも、信頼や安心をお金で買えるなら、ぼくは普通に払います。
実際、コロンビアの街中には3万円でも矯正を行ってくれる歯医者がありますが、やはり全く信頼できない人は怖いものです。

だから、10万円でも問題ありません。

それに何より、日本に比べたら、10万円というのはとっても安いのですから、そこでわざわざ質を落とすリスクを取る必要はないわけです。

「でも、技術は低いんでしょう?」と思っているそこの貴方。
コロンビアの歯医者の技術は日本よりも高いです


コロンビアは歯の治療費がとても安いので、アメリカからもよく患者が来るそうです。
飛行機代よりも、治療費で浮いたお金のほうが大きいのでしょう。

コロンビアではみんな歯の矯正をしますから、その分、(しっかりした)歯医者はしっかりしています。
良い歯医者さんは引っ張りだこなので、予定を合わせるのが難しかったりしますが、そういうひとほど信頼できます。

日本の歯列矯正のレベルは、特別高いわけではないそうです。
というか、日本は歯の治療に関してお金がかかるので、どうしても患者側は費用面で制限を受けます。
お願いしたい技術が高くて、費用面との妥協案で最良の代替となる技術を採用する。よくありますよね。

その点、5万円でしっかりした歯の矯正をできる環境では、「最良の技術」をお金を出せば余裕を持って買うことができるのです。
ですから、「矯正は100万円かかる」という固定イメージを持ってる私たちにとって、コロンビアの10万円で最良の歯列技術というのはとても魅力的です。

しっかりとレントゲン撮って、画像解析して、画像にラインを入れて、どこをどのようにしたら最良の歯列になるかも計算してくれます。

みんな矯正経験者だから、理解がある


矯正を行う際の障壁は、「費用」、「矯正中の見た目」、そして、「期間」です。

矯正中の見た目が気になるのは、日本では周りで矯正を行っている人が少ないからです。
矯正をしているひとがいないから、自分が矯正をして注目を浴びることが嫌なのです。

でも、コロンビアではみんなしてます。
なんなら、矯正を始めたら「おーすごいねー」と褒められるくらいです。
それにだいたいみんな矯正経験者、もしくは、身近に矯正をしている人がいるので、矯正に対して理解があります。

だから、見た目について気にする必要はありません。
ぼくも、矯正はかっこいいモノだと思っています。

期間は2年間くらいで変わりません

歯の動く(動かしていい)速度というのは、人類皆同じです。

ですから、日本で2年ほどですが、コロンビアでも同じです。
より短い期間で終わらせる技術もコロンビアにありますが、一般的に2年間です。

汚い口元の写真ですが、お許しください。

コロンビア2ヶ月目(任地に着いて、1週間後にはぼくは矯正のために歯医者に行った)

コロンビア4ヶ月目(上を3ヶ月目に付けて、下は4ヶ月目。顎が小さかったので、歯を上下各2本、合計4本抜きました)


コロンビア1年と6ヶ月目くらい(日本と同じようにゴムバンドを付けます。間食めちゃくちゃ減りました 笑)

コロンビア1年11ヶ月目(めっちゃテカってるけど、気になさらず。中央がずれてる感じだけど、きちんと直しました。)

コロンビアを去る1週間前。任地を去る2日前

もちろん、もともとの歯並びに依存します。
あまりがちゃがちゃしていなければ、1年ほどでも綺麗に並びます。
ぼくのようにがちゃがちゃしていたひとは、2年で滑り込みセーフといったところです。
歯医者さん的には、3年かけて、もっと細部まで詰めていきたかったみたいですけど、ひとまずぼくは2年間でのできに満足しています。

隊員で矯正に惹かれたのであれば、任地に着いてすぐに良い歯医者さんのところに行くべき

青年海外協力隊の期間は2年間です。
この期間は、矯正にかかる期間と同じくらいです。
ですから、もし歯列矯正に興味があるのであれば、先輩隊員やホームステイ先の家族に訊いたり、実際に矯正器具をつけているひとに訊くと良いでしょう。

歯列に関しては、何もしなくとも月に1度の訪問で、勝手に綺麗になっていきます。
これは、自分で能動的に取り組んでいかなくてはいけない活動とは違います。
歯医者さんにさえ通っていれば、何もしていなくても、2年後にはひとつ綺麗で一生モノのお土産がもらえるのですから、モチベーションとしてはとても大きいです。

ぼくは冗談で、「2年間で何も残らなくても、歯だけは少なくとも綺麗になるから、これが一番のお土産だ」と言っていました。

ただ、歯が動く頃は、堅いお肉をかじりつくのが苦になったりします。
矯正の中後期では、ゴムバンドがうっとうしく感じたりもします。
諸々、大変な思いをすることもあるでしょう。

でも、そもそも青年海外協力隊の2年間というのは修行みたいなものですし、しっかり活動を行えど、自分磨きの期間みたいな部分が多いのですから、「歯列を良くしたい」という強い気持ちさえあればいくらでも乗り越えられます。
現地で国際協力をしていると、お肉が食べれない程度の苦しみなどというのは、月とすっぽんくらい違う苦悩です。

歯の痛みが心地よく感じられるくらいです。
身体的な痛みはなくなっても、心の痛みというのはなかなか癒えないモノですから。

任地で矯正をする可能性があるなら、ウォッシャーを持って行った方が良い

コロンビアの場合、みんな矯正しているので、スーパーに矯正者用の歯ブラシや糸ようじがあったりします。
それでも、もし歯列矯正に興味を持ったのなら、日本でドルツのウォッシャーを持って行った方が良い。

矯正中は歯に食べ物が絡まったり、挟まったりして、気持ち悪くなります。
そのとき、このウォッシャーがあれば、すぐにヴィーッンと洗い流せます。
それに、なにかと旅行があるときも、小型ウォッシャーであれば持ち運び可能です。

ぼくは1度矯正中に、歯に穴が空くほど大きな虫歯になりました。
それ以来、ウォッシャーを使うようにしました。
これ、ノズルも収まるので、今でも家でよく使います。
今の時代、歯ブラシだけでなく、フロスの利用も当たり前の時代ですから、場所を取らないで携帯性があるというのは大切です。

ちなみにコロンビアでは、歯と同じ白い色の詰め物をしてもらっても、4000円(120mil peso)ほどです。
コロンビアの歯医者さんと話していると銀歯というのは、技術として古いそうですね。
それでも、虫歯にはならない方がいいですね!!!!

矯正したら、口元がへこみ、鼻が高くなった気がする

正しい場所があるのは、歯も同じです。
そこに収まれば、無駄なスペースがなくなり、シュッとする。

やはり2年間付けていたモノを外すときは、若干の違和感がある。
それでも、かなりすっきりする。
ぼくはコロンビアの任地を去る2日前に、矯正器具を外し、リテーナー(歯が後戻りしないようにする補助具)をもらった。
このリテーナーは今でも付けてる。
家の中では付けているし、外に出かけるときも付けていることがある。
理想は食事中以外ずっと付けていることだそうだ。

矯正をしてから、毎月自分の歯が動いていくことを実感できたから、うれしかった。
終わった今、前に比べて、鼻が高くなった気がする。
ただ単に視界の中に入ってくる鼻の面積が増えただけだけど。

ぼくの情報的には、南米の隊員は歯の矯正を行っている人が多い気がする

南米は意外と進んでいる。
途上国というイメージにはそぐわない進み具合だ。

だから、南米に派遣された隊員はたぶんどこの国でも矯正できるのではないだろうか??
それこそ、任地に良い歯医者がない場合、隣町や大きな街に行かなくてはいけないが、それでも必ずと言っていいほど、「安くて良い歯医者がある」と思う。

他方で、ほかの地域に派遣された隊員で矯正を行っている人の話は耳にしたことがない。

おわりに


しっかり活動を行いながら、自分のお金で矯正やレーシックを行うことは、誰に咎められる筋合いもない。
もし興味があるなら、派遣先で訊いてみるといいだろう。
個人的には、2年間というちょっと長い決まった期間を過ごすのだから、歯を綺麗にしたり、体を鍛えたり、新しい趣味を作ったり、旅行をしたりすることは有意義なことだと思う。

ぼくのコロンビアの思い出は、すべて1足の靴と矯正器具とともにあった。


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Chaito

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