レアルマドリー久保建英選手のスペイン語がとても流暢で驚いた。協力隊員がこれを超えるのは難しいよ

レアルマドリー久保建英選手のスペイン語がとても流暢で驚いた。協力隊員がこれを超えるのは難しいよ

今月、サッカーの久保建英選手が世界で最も商業的に成功しているレアルマドリーへ移籍した。

レアルマドリードは言わずと知れた超名門サッカークラブで、スペインの首都マドリードにある。
したがって、選手はスペイン語を話し、現監督のジダンもスペイン語で記者会見を行っている。

だから、レアルマドリーやバルセロナの試合を観たり、選手のインタビューを観ると、スペイン語で話している。
そのため、スペイン語の響きが聞きたいとき、ぼくは彼らの会話をよく聴く。

コロンビアから帰国して1年経つけど、スペイン語の曲を聴かない日はない

スペイン語で2年間生活して帰国した今、音楽も割合にすれば7割くらいはスペイン語の曲を日常的に聴いている。

単純に、スペイン語の曲のリズムが好きだからであって、特に語学勉学的な意味合いはない。
完全にストレスフリーで聴いている。


日本ではスペイン語を使う機会がほとんどない、プラス、帰国して以来英語が必要になっているので英語を再習得している関係で、スペイン語の単語がスムーズに出てこないときが増えてきた。
でも、読んだり、聞いて理解する能力は変わっていない。

初めて聴く曲も、コロンビアにいた当時よりも聴き取る能力が高まった気さえする。

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久保選手のスペイン語は、コロンビア人と同じか、より速い

久保選手は、ついこの間まで「久保くん」と呼ばれていた。
なぜなら、彼は18歳に今月なったばかりで、日本で注目されていたときはまだ15歳くらいだったからだ。
学年にすると高校3年生の青年だ。

久保選手というよりかは、久保くん。
田中将大投手がマー君と呼ばれ続けているのとは若干ニュアンスは違うが、そういうものだ。

だから、日本では「久保くんさん」と言われたりする。
(「鼠先輩」さんとか、「クロちゃん」さんみたいなものだ)


さて、彼が今月レアルマドリーに移籍したので、スペイン語を聞くことができる機会がたくさん増えた。
それは、久保くんがスペイン語を話せるからだ。
それに加えて、スペイン語を日本語に訳してネット上にあげることができる人が少ないからだ。
(スペイン語ができる日本人が少ないということ)



彼は小さいころ、スペインのバルセロナでサッカーをしていた。
幼少期のうちに生きたスペイン語を習得していた。
だから、話せて当然なのだ。

でも、彼が日本でスペイン語のインタビューに応える機会はこれまでなかった。
初めて聞いたのは、先日のコパアメリカ(サッカー南米杯)の試合後のインタビューだった。
そのときは南米のひとと話していたからか、比較的ゆっくり話していた。

サッカー選手のインタビューはだいたいこういう感じで、一問一答的なものなので、スペイン語の勉強にもちょうどいい。

ここから下は、レアルマドリーに移籍したあとのつい最近の動画

会話からスタートします。あのアザール選手

スペインのスペイン語は速いようで、彼はネイティブのスピードと同じスピードでインタビューに応えている。
もちろん、言っていることはよくわかるし、文法的にも完璧だ。
それもそうだ。

彼はぼくよりもスペイン語ができるのだから。


彼が話すスペイン語は、ぼくのコロンビアの友人たちよりも若干速い気がする。
それは、彼のスペイン語がネイティブに近いことを意味するし、スペインとコロンビア間でスペイン語のスピードが違うことにもよる。

コロンビアはスペイン語がきれいで癖がなく、話すスピードもゆっくりだ。
ペルーもパナマもゆっくり目だったけど、アルゼンチンだけはよくわからんスペイン語だった。
(*海沿いの地域に行くと、格段にスペイン語のヒアリングが難しくなります)

久保くんのスペイン語は、話すスピードがすごい!

久保くんのスペイン語はとても聞きやすい。
日本人が話すスペイン語だし、スペイン語というのはそもそも日本人が音的に習得しやすい言語であるからだ。

インタビューで話しているスペイン語の単語も難しくないし、動詞の時系変化も難しいものは使っていない。
(試合直後のインタビューだからね)

だから、スペイン語を勉強しているひとや習得しているひとは、彼らの会話は理解できるはずだ。

彼のスペイン語がすごいのは、息をつく暇なくスペイン語で文を完結できるそのスピードだ。
文字に起こせば難しいことはないし、聞いていても特段速すぎるわけでもない。
でも、彼の話す速度は速い。
「あの~ pues,,,,,,」とか、「なんて言うか como le digo,,,,,」とか、そういう時間稼ぎなく本題に沿って話している。

これがすごいと思う。

*スペイン語圏で話の途中で「あの~」はやめよう。「Anoアノ」は肛門という意味だから

清武選手はスペイン語がわからなかったので、「アノー」を連発していた

青年海外協力隊のひとが久保くんのこのレベルを2年間で超えられるか

言語ができるに超したことはない。

協力隊で現地で活動していると、ラジオに呼ばれたり、テレビで取り上げられたりするだろう。
ぼくも、1時間のラジオで日本のことをぶっつけ本番で話すことがあった。

スペイン語は中南米・スペインというとっても広い地域で話される言語なので、話すリズムや単語がとても多様。
たくさんのひとが使うため、教育水準もまちまちで中卒のひとは多い。
そのような背景もあって、スペイン語自体、難しい言い回しはあまりしない。
会話のレベルのベースがとても低い。
難しい表現を使うと、ネイティブ同士でも伝わらなかったりするのだ。


そういうことを考えると、青年海外協力隊の隊員が久保くんのスペイン語レベルに追いつくことは可能かもしれない。
難しい表現はいらないからね。


それに、サッカー選手がサッカーについて上手に返答できるのは当たり前のことで、専門的なテーマが絞られれば、そこをもとにさらに飛躍できる。

だから、久保くんがスペイン語でサッカーの話をするように、協力隊のひとが自分の専門について同僚たちと話すことは可能だと思う。

それでも、わからない表現があったり、うまく表現できなかったりするのが普通だ。
きっと久保くんもそれは同じだからだ。


日本語でも完璧なんてことはないのだから

スペイン語と英語を瞬時に使い分けられる彼は、スペイン語習得が終わってる


彼がすごいのは、サッカーが一流で、スペイン語もネイティブ並みで、スペイン語の間にスムーズに英語も話せることだ。
なかなか2言語以上の外国語を、瞬時に使い分けて話すのは難しいことだ。
ぼくは、いままさに英語を話そうとしても、スペイン語の単語が口から出てしまうことがある。

久保くんはそういう意味で、スペイン語はほぼほぼ習得しきれていることがうかがえる。

これから、存分に活躍して、スペイン語でインタビューをたくさん聞きたい。
久保くん以外にも、乾選手や柴崎選手、安部くんのインタビューも聞いてみると、おもしろいかもしれない。
通訳者が日本語をスペイン語に訳すときの表現を勉強するとためになる。

そんな久保くんは18歳だから、すごいのだ


ここまで彼のすごさを書いたが、彼が18歳でそしてサッカーも一流であるというのはあらためてすごい。
彼は高校3年生の段階で、スペイン語がペラペラで、英語である程度コミュニケーションとれて、サッカーもうまく、インタビューも端的でおごりなく、自己分析もしっかりしている。

ぼくは人生をもう2周しても、こうにはなれないだろうな。

協力隊のひとが2年間で久保くんのように話せるようになるのは可能だろう。
可能性はある。
ただ、それに近いレベルになるにしても1年は必ずかかる。

速く話す努力をする必要はない。
自分が伝えたいことが相手に伝われば、それでいい。
だから、久保くんのスペイン語から学んでいきましょう


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Chaito

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