任地で体調を崩したときの「食べなくちゃ元気にならないよ」が1番つらい

ぼくは、4か月に一度のサイクルで感情の大きな波がやってくる。

特に原因もなく、モチベーションが低下するのだ。

でもこれは日本にいたときも、だいたい同じような感じで訪れてきていたので、だいたいうまく対処できる。

1週間くらい、特にエネルギーを使わないルーティン的な作業をしてやり過ごす。

そうすると、「なんか楽しくないな。ちょっと外にくり出してみるか」という微ポジティブモードに入る。

これだけ。

 

本当に4カ月に一度くらいのペースでやってくるから、もう慣れっこだ。自分のことだしね。


でも、これとは別に、3・4ヵ月のペースで別のサイクルがやってくる。

壮大に体調を崩すサイクルだ。

起きあがれず、2日間丸々ご飯を食べれないレベルの不調だ。

このサイクルは、精神的なモチベーションダウンと違うタイミングで来る。

だから、モチベーションが上がってきているタイミングで、体調を崩したりして、1週間休まざるを得ず、回復の出鼻をくじかれることがある。

 

 

この4ヵ月周期の体調不良。。。。きっと、身体からのサインなのだろう。

食事が変色気味になっていて、栄養が傾いてしまい、免疫力が低下しているか。

気づかぬうちのストレスが引き金になって、自己防衛のために体調不良になっているのか。。

「風邪引いたかも」と思って風邪対策をしていると、お腹を急に崩し始め、吐き気が出てきたりする。途中で、食あたりかウイルス系のなにかだなと思い始める。でも、心当たりがなくて、結局「免疫が下がっていたんだな」と自分に言い聞かせて終わる。

 

配属先で風邪が流行る前に、僕が風邪を引いているので、コロンビアの風邪に対して免疫力が弱いのかもしれない。

もう2年間近くコロンビアのものしか口にしていないから、身体の中の微生物層も髪の毛の先もみんなコロンビア人と同じ感じになってきているのに、自分でも「こんなに体弱かったっけなー」と思うほど、定期的に体調を崩す。

 

 

 

いずれにせよ、身体の調子が最高に悪いのに、スペイン語でそれを説明したりするのは意外と面倒。体力とか脳力とかではなく、気持ち的に面倒。

つい2週間ほど前も、コロンビアに来て3番目くらいの体調不良に見舞われた。

 

本当に2日間丸々寝ていて、22時間寝て、残りの2時間は30分ごとにトイレに行く時間だった。

久しぶりに「よくわからない悪夢」を見て、すごく不安になった。この世の価値観がすべて変わって、社会的に抹殺されるような夢だった。

『絶望』ってこういうことか。。。と実感した初めてのときだった。

 

往々にして、体調不良やインフルエンザのときに見る悪夢というのは、健全なときに思い出してみると大したことのないのだ。

数字で埋め尽くされた塔のなかを永遠と登り続ける夢というのは、今思えばなんともないのだが、その当時は背中がビショビショになるほどの精神的圧迫があるものだ。

 

 

ぼくがコロンビアでホームステイしていて感じる難しさは、ぼくのホームステイ先家族は「食べれば、元気になる」と思っていることだ。

消化に良いとかより、「肉喰え」「ジャガイモ喰え」「とにかく食べなくちゃ、エネルギーが出ない。食べなさい」って感じ。

スープとか、ヨーグルトが食べたいのに。。

だから自分の足でバナナを買いに行く羽目になる。

 

最もつらかったのは、ぼくが2日間寝ていて、起きることもおっくうで、固形食など3日間食べれなかったとき。

ほとんどずっとベッドで寝ていざるをえなかったから、家族に伝えることもできず、お母さんが僕のために作った料理が放置されてしまった。

そのとき、同じ家に居ながら、3日ぶりに会ったときに、こっちが衰弱している状態で体調不良のことやずっと寝ていたことを伝えているのに、「夕飯のハンバーガーはどうするんだ」とか「取っておいてあるお昼ご飯(肉やお米のいつも通りの重い料理)を食べないと元気が出ないから、食べな」と言われる。

普段ならペロリなんだけどね、美味しいから!

こっちも弱ってるから、「だから、固形物は今食べれないんだって!食べたいけど、食べれないの!!」と強めに言ってしまい、

僕の体調がどうこう以前に「これまで作ってきたご飯がダメになったじゃないの!!」とまくしたてられる。

食いしん坊の弟がいるから、絶対にぼくの食べ物は弟が食べたんだけどね。

 

 

こういうとき、個人主義で相手の気持ちを深く察することができない文化というのはなかなか難しいなと思った。

このときばかりは、「頼むから察してくれよーーーーーー」と思った。

 

 


 

あと、コロンビアでは、オレンジジュースがスポーツドリンクの代わりの役目を担っていて、風邪気味になると「生オレンジジュースを飲みなさい」と言われる。ビタミンCが多いからだ。

それに加えて、錠剤などの人工物?化学物質?を嫌う人がかなり多い。宗教的な理由ではなく、錠剤を好まずに、アロマティーや日本でいうところの漢方、それに生オレンジジュースでなんとかするひとがいる。

ベジタリアンは少ないし、個人的にはコロンビア人はかなりジャンクな食べ物を食べている気がしているのだが、薬についてはかなり気を使っているみたいだ。不思議だ。

 

ちなみに、めちゃくちゃ体調を崩したときには、お尻に注射を打ってもらった。

どこの国でもお尻に射すのだなとちょっと安心した自分がいた。

 

 

 

コロンビアでは、いい大人でも子どもに感情的に怒ったりする。急に沸点に達するときがとても多い。

「子ども相手にも、我慢することないんだな」と内心めちゃくちゃ驚く。その辺に調理ナイフが都合よくあったら、ナイフを持って脅すんじゃないかっていうくらいの勢いで子どもと大人が対等にけんかしている。

年齢による対応の違いがなかったり、性別や障害の有無も気にしないコロンビア。良い側面もあるけど、子どもみたいな大人が結構多く、結構みんな感情的になる場面が多い。そういう場面に出会うたびに、ぼくはかなり引いて傍観している。

 

 

 

 

まとめ

コロンビアでは体調が悪いときも、「食べろ、食べろ」と言われるので、衰弱しているときにはかなりストレスになる。

そして、復活したときに食べたくなるのが日本食なので、日本が恋しくなる瞬間がある。

でも、ホームステイをしていると、自分の食料を部屋や冷蔵庫に常備しているわけでもないので、体調を崩したときの対応がしんどい。自分でバナナを買いに行ったり、ゲータレードを買ったりしなくてはいけないからだ。

それでも、なかにはきちんと「消化にやさしいから、スープを食べなね」と言ってくれる同僚もいるので、みながみな「食べろ食べろ」タイプではないのだろう。

 

 

やはり体調を崩さずに、日々を送ることが大切だ。

ちょっと前までポカリスエットの粉があったのだが、ジョギング後の補給のためにおやつ感覚で贅沢に使い切ってしまった。

非常食というのは、ちゃんと非常のときのために備えておくべきものだなと思った。

 

日清のシーフードカップヌードル食べたくなった。アレ、とてもおいしいんですよね!!!

ああ、カップ焼きそばも食べたい

 

 

Chao

 


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Chaito

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