コロナによる全協力隊員の一時帰国【感染とリンチを避ける】

コロナによる全協力隊員の一時帰国【感染とリンチを避ける】

JICA、全派遣隊員に帰国指示 71カ国に1785人
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000038-asahi-sctch

アフリカに仕事で渡航したJICA関係者が、現地の日本人にコロナウイルスを感染させてしまったことは記憶に新しい。
それにともなってか、派遣中のすべての青年海外協力隊の隊員が帰国させられるようだ。

コロナというか、現地でリンチされることのほうが怖い

日本に帰国してきた方が、コロナウイルスに感染する確率は高まるだろう。
たしかに、途上国で感染してしまえば、現地の病院に行っても最適な治療は技術的に受けられない可能性は高い。
だからといって、日本に帰ってきたところで治療を受けられるかと言えばそうとも言い切れない。


けれど、途上国に派遣されている隊員が、現地の過激な若者たちなどから暴力的な被害を受ける可能性はある。
たとえば、つい最近もイタリア国内を歩いていた中国人の人が「アジア人」というだけで、路上でいきなり襲われている動画を見た。
私たちからしたら卑劣な行為で、到底受け入れることなどできない仕打ちだ。
しかし、それを「正当な行為だ」と考えているひとは、異文化圏には多くいる。

ぼくが派遣されていたコロンビアの都市では、さすがにぼくにいきなり危害を加えてくるひとはいなかったが、
田舎の方に行けば、アジア人と言うことでからかわれたりする(中国語らしい言葉で遠くから話しかけてくる)。
夜に相手が酔っ払っていたりするときに、そういう場面に出くわしたら、ぼくは事前にその場から逃れる。

万が一、ボコボコの袋叩きにされたら、死ぬからだ。



今回のコロナウイルスの騒動については、中国の武漢が発祥地とされている。
そのため、アジア人への風評は悪い方向に深刻化するだろう。

コロンビアでも、お隣ベネズエラの中国人からコロナが入り込んできている

ベネズエラは、中国政府が援助してつくった港や道路があり、その労働力には中国人が雇われていた。
その中国人がその後ベネズエラに居座り、チャイナタウンをつくっている(これは世界中おなじ)。

そこを中心に、ベネズエラでもコロナウイルスの感染が確認されているようだ。
そして、ベネズエラ人は最近コロンビアに流入してきているから、結構コロンビア国内でも騒ぎ始めている。

とくに、中南米人は挨拶でもダンスでもハグキスが当たり前だから、感染が拡大しやすい文化圏だろう。
手洗いうがいの習慣はなく、料理もプレートでシェアしたりする。


もし、インフルエンザのように多湿の環境では、ウイルス菌が広がりにくいのであれば幸いだが、
まだコロナウイルスがどういう特性を有しているのかは明確にはなっていないから不安だ。

途上国でコロナウイルスが感染拡大したら

中国や韓国の統計的なトリックもあるが、コロナウイルスは先進国でも猛威をふるっている。
これがこれから徐々に途上国の方に広がっていってしまう可能性があるのだとすれば、人命には変えられない。
人命を守らずして、ほかに優先して守るモノなどない。


任期が終わる直前の隊員もいれば、ようやく調子が上向いてきた隊員もいるだろうし、まだまだ着いたばかりの隊員もいることだろう。
立場はいろいろあるだろうし、いろいろな想いもあるだろう。
しかし、JICAという組織に属し、青年海外協力隊という制度を利用している立場である以上、上の決定は絶対だ。
帰国後、どのくらいの期間一時帰国となるのかわからないが、心安らかに次の機会のための準備期間となってほしい。


日本社会はいま、外出者も目に見えて減り、多くの場面で細々と活動している雰囲気にある。
自分と向き合う時間はたっぷりあるので、静かな休息を得てほしい


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Chaito

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