語学を学ぶ最短の近道は、「単語の並び」をリズム的に意識すること!!

外国語を習得したいときに最初にやるべきことは、単語の並び方の法則を知ることだ。

語彙力はその法則を理解してから、高めていけばいい。

遜色なく1万単語知っていれば、相手に自分のことを表現することができるだろう。
でも、単語の並びの法則を理解していなければ、相手の表現を理解することができない。

理解することができないということは、すなわち、語学力が向上しないことを意味する。

語彙力だけを高めても、単語の並べ方(文法)を知らなければ、その語彙の豊富さを活かす下地を作れない。

 

単語の並べ方を感覚的に理解することができれば、その仮置きした動詞を活用するだけでスペイン語を話せるようになる。
現在系も、過去形も、未来形も、過去完了形もその時制に合った活用された動詞を「動詞」の場所に置くだけだからだ。

だから、単語の並び方の法則を学ぶこと。

これが語学力を高めるために最初に取り組むべき勉強法であることは間違いない。

 

*この記事は、どう理解すればスペイン語をもう一段高めることができるか。そのひとつの考え方を提示するものである。

 

あなたは”完璧”な日本語を使うことができますか?

言語は文法さえ覚えてしまえば、あとは語彙力である。

これは本屋で立ち読みしていても、たくさんの語学本に書いてある。
「言うのは簡単なんだよ!!」と言語を一から勉強する人は思う。

 

ぼくは派遣前の駒ケ根訓練所で、語学学習のエネルギーを『文法』にだけ注いでいた。
そして、その勉強方法は間違っていなかった。

なぜなら、スペイン語で2年間問題なく生活ができたし、活動ができたし、計90ページ以上の文章をスペイン語で書くことができたからだ。

2年間で語学レベルが「完璧」になることはまずありえない。
それだけはすべての隊員が肝に銘じておくべきだ。そうに自分たちで理解していることで、肩の荷がスッと下りる。
コロンビア人同士がスペイン語で話しているのにもかかわらず、彼ら同士で「何言ってるかわからない」と指摘し合っているのを聞いたことか。。。スペイン語母語者でも、スペイン語で正しく表現できていないのだ。

われわれに置き換えてみよう。
われわれも、日本語を「完璧」に話すことができるだろうか??

完璧でなくとも言葉というのは通じる。
言語はコミュニケーションツールの一つに過ぎないのだから、通じさえすればいいのだ。
それでお役御免。

 

一昨日読み終えた本:「人は見た目が9割」
この本を読んでいないひとはこの本のテーマを誤解しているだろう。
『ひとは見た目で判断されるから、見た目を綺麗にしたほうが良い』という内容を扱っていない。
この本は、舞台作家である作者が、『言語によって得られる情報は1割に過ぎず、残りの9割は言語以外のノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)によって情報を発信している』ということを紹介している。

ぼくら協力隊員は任地で必ず「見た目」から入られるので、良い印象を与えるためにはどうするべきだったのかを知りたくてこの本を買ったのだが、実際の本の内容はぼくが想像していたのとは違うのだった。

 

さて、
ぼくはあまり丁寧語・謙譲語・尊敬語をうまく使うことができないし、メールでも目上の方にきっと失礼な文章を送っていることだろう。
それでも、通じてはいる。
だから、いまはそれでいい。

「了解」という言葉は本来目上の人が部下などに対して使う言葉。
ぼくが先輩や上司に対して「了解です。」と言ったら、それは失礼に値する。
というか、日本語の文法的な間違いである。
でも、多くのひとが誰に対してでも気軽に、「了解」「了解」と言っている。
これは、間違いのひとつである。
しかしながら、そうに誤用しているひとに対して、毎回毎回「その言葉の使い方は間違っているよ」とは誰も指摘しないものだ。

「ご苦労様」と「お疲れ様」の違いもそうだ。

厳密に言えば、正しい使い方がある。
でも、ほとんどのシチュエーションにおいて、言葉を正しく完璧に操る能力が問われることはない。

 

 

それではスペイン語の世界に進もう。

スペイン語圏のひとたちは、とても寛容だ。
言葉が少しできなくても、邪険に扱われることはない。
「スペイン語」と一言に呼んでも、スペイン語内の地域性がとても強いので、母語者自身も知らない言葉ばかりである。
母語者内の教養レベルにも大きな違いがあるので、難しい文法を使わない人(使えない人)も多い。

みんなそういう語学環境で生活しているからか、相手が言おうとしていることを汲み取ってくれる能力は非常に高い。
この語学的な前提環境は、私たちにとてもポジティブに働く。

テキトーにしゃべっても、相手が理解してくれるからだ。
語学に自信を持てない最初の時期は、なおのこと相手が優しく理解しようとしてくれる。
これが徐々に語学レベルが向上し、会話も問題なくスムーズにできるようになると、相手が自分に求めてくる語学レベルが高まるので、自分に配慮してくれなくなる。
一人前だと見てもらえた瞬間だ!!
そうすると、彼らにとっては”いつも通り”の言葉遊びが始まり、通常の会話スピードに戻る。
これがだいたい隊員の場合、任期1年~1年半目くらいにやってくる。

自分の語学レベルが周りの人たちに認められた瞬間でもある。
次のステップに進んだのだ。

おめでとう

 

文法がなぜ重要なのか。

言語はすべて法則に則って発せられる。
各自異なる法則があるから、異なる言語が存在すると考えることもできる。

もし文法が同じなら、それはひとつの言語に統一してしまったほうがいい。
そして、その2言語間の学習はとても簡単だろう。
なぜなら、単語をただ翻訳して、置き換えるだけでもう一つの言語をスムーズに習得することができるからだ。

 

単語には、主語、動詞、形容詞、接続詞、目的語などなど、いろいろある。

次に来る単語が予測出来たら、フレーズを理解するのは簡単だ。
それがつまり、文法を学ぶということでもあるし、ぼくがこの記事で伝えたい「単語の並べ方の法則」を理解することの重要性でもある。

 

 

主語を判断することができれば、そのフレーズのなかにもう一度主語が現れることはなくなる。
1フレーズには主語は1つという原則があるからだ。

では、フレーズ内で主語を判断できたら、その周りにある名詞はどういう役割を持つようになるのだろうか?
目的語や場所などである。

このように各単語の役割がわかって、その単語のフレーズ内の役割を法則的に無意識的に判断することができるようになれば、言語の理解能力は必然的に飛躍的に高まる。

 

瞬時にこれらを理解するために大切なこと。

それが文法である。

 

文法と言うととても幅広いが、僕が言いたいのは「語順」である。
「法則的な語彙の並び方」

これを感覚的に理解できるようになれば、すくなくともスペイン語をなんとなく理解するのは簡単になる。

 

 

単語の並べ方の法則を知れば、内容は経験則で補える

新しい言語を習うときに困るのは、日本語では無意識に理解しているその言語特有の語彙の並びの法則が、言語によって違うからだろう。

日本語と英語では違う。
日本語とスペイン語でも違う。

でも、日本語と韓国語は語彙の並べ方が似ている。だから、比較的容易に韓国語をマスターすることができる。

語彙の並びさえ理解してしまえば、あとは、そのそれぞれの穴に合う単語を当てはめていくだけだからだ。
大昔英語の授業で、SVOCとかSVCという文法的な単語の並べ方を習ったはずだ。
「主語+動詞+目的語」などのことだ。

 

語彙力というのは、このように語彙の並び法則(文法)を理解した上に積み重ねるものだ。
ぼくはそうに思う。

だから「語学力を向上させる」と意気込んだ際には、きちんとこのステップで勉強するべきだろう。
語彙の並び法則⇒語彙数

 

1万単語覚えたとしても、それを組み立てることができなければ、機能しない。
自分がテキトーに単語を並べればそれでも通じるだろうが、相手がきちんと文法に則って話してきたときに、それを正しく理解する能力が育まれない。
なぜなら、自分が文法を理解していないから、なにについて話しているかさえも検討がつかない。単語を捕まえることができないから。

 

Mi nombre es JUMPEI, tengo veintiseis años.
私の名前はジュンペイで、26歳です。

これは文法的に正しいし、多くのコロンビア人がこういう風に自己紹介している。

 

でも、

Jumpei mi nombre, veintiseis años.
ジュンペイ 私の名前、26歳。

単語を繋げただけだとこうなる。
理解できる。何の問題もない。
でも、もしぼくがこういう単語の無機的なつながりで話していたとしたら、相手のスペイン語を理解する能力は向上しない。
なぜなら、相手はこういうスペイン語を話さないから。

だから、耳が鍛えられない。
耳が鍛えられないということは、スペイン語を理解する能力が高まらないということでもあるし、相手のスペイン語のなかから、単語を引っかけることができないことを意味する。

単語を理解することができなければ、何も理解することができない。
つまり、単語が頭のなかに引っかからなければ、その単語は単語として認識されない。残念ながら

だからいくら語彙力を増やそうと、次に来る単語がどういう役割を持っているかを推測できないのだから、生活していて言語理解に費やすエネルギー量が半端ではない。

 

これが多くの場合、語学レベルが向上しない大きな壁になっていると思う。

単語を拾うことができなければ、そのフレーズを理解することはもちろん、内容を推測することもできないのだ。
この単語を拾う能力を大きく助けるもの。

それが、語彙の並び法則だ。

この法則を理解すれば、単語がどこで切れるのかもわかるようになる。
どこで切れるか理解できれば、何個の単語でフレーズが構成されているのかもわかるようになるし、どの単語がそのフレーズの核となる重要な意味を持っているのかを瞬時に判断することができるようになる。

 

わからない単語があっても、核となる単語がわかれば、あとはそれが肯定文か否定文かを理解できれば理解できる。
そして、「わからない単語がわからない」こともとても大切なことだ。

何がわからないのかわからない というのが最も良くないことだろう。

 

Anoche comí mucho helado(アイスたくさん食べた) porque mi mamá (お母さん)me lo compró (買った)para estudiar bien (よく勉強するために)en la noche.
Cuando me levanté, me duele la barriga(お腹痛い).
Entonces, hoy no puedo ir a la escuela (学校いけない)y quiero descanzar(休みたい).

これだけの日本語の情報でも、フレーズ内で何が言いたいのかは予想がつく。

お母さんがぼくが勉強するようにアイスを買ってきてくれて、それをたくさん食べたら、お腹が痛くなってしまった。だから、学校に行かず、休みたい。

訳:昨日の夜、お母さんがぼくに夜たくさん勉強するようにとアイスを買ってきてくれたので、ぼくはアイスをたくさん食べた。朝起きると、お腹が痛い。今日は学校には行けないので、家で休みたい。

 

言語ってこれだけ。
会話をしていると、理解する必要のない情報が多い。

・アイスをたくさん食べたら、お腹が冷えて、下痢気味になってトイレにこもりたくなる
・お腹が痛ければ、授業を欠席して、家のベッドで休んで回復したい

こうに考え、こうに体が反応してしまうのは世界共通だ。
だから、すべてを完璧に理解できなくとも、要所要所の核となる情報を引っかけることができれば、理解できるようになる。

 

単語の区切りを意識することで、語学力は飛躍的に向上する。
あとは、その並びに該当する単語を置き換えるだけ

一方で、語彙の並び法則がわからなければ、どこに重要な核となる単語がやってくるのかわからない。
構えることができない。準備することができない。

ぼくはタイ語がわからない。
タイ語の単語がどこで切れるかわからないから、どれが1単語なのかわからないのだ。
フレーズを構成する単語単語が全く引っかからないのだから、理解できるわけがない。

どういう法則で単語が並んでいるのかもわからない。

 

でも、みんな英語はわかる。
それはどれが1単語であるかを理解できるからだ。
これは慣れの問題である。

義務教育で英語に触れるから、英単語をとらえる能力が鍛えられているのだ。
慣れから、頭が勝手に理解してくれる。

 

 

スペイン語を学習するうえでぼくがおすすめしたいのは、スペイン語を映画やテレビ、ラジオで聴いて、単語単語の区切れを意識すること。
単語を理解する必要はない。
まずは、どれが1単語なのかをきちんとはっきり区別できるようになることが大切だ。
そうすることで、言語のリズムがわかるようになる。

ここまでが1単語、これも、これも、これも。
Anoche/ comí /mucho /helado /porque /mi /mamá /me /lo /compró /para /estudiar /bien /en /la /noche. Cuando /me /levanté, /me /duele /la /barriga. Entonces/, hoy /no /puedo /ir /a /la /escuela /y /quiero /descanzar.

言語というのは、しょせん、単語のつながりにすぎない。
その単語単語の区切りをひとつひとつ正しく理解できれば、どの単語の意味が理解できなくて、どの単語がフレーズの核となっているのかを瞬時に理解できる。

 

どの単語がわからないのかわからない。
これはまさに1単語1単語を判別する能力が育っていないことを意味する。

第一に学ぶことは、どのように単語が並んでいるのか、どのように単語を並べなくてはいけないかを知ることである。

それさえできれば、あとはそこに仮置きした動詞を活用するだけ。
その段階に到達して初めて、動詞の単語量を増やしたり、固有名詞を増やせばいい。

 

意識せずにスペイン語を理解するためには、脳をこのようにスペイン語理解に特化させる必要がある。
そのためには、1単語1単語の区切りを判別し、スペイン語特有の単語の並び方を理解しなくてはいけない。
語彙力というのは、そのように基盤を整えた後に向上させる能力だ。
なぜなら、単語の区切りがわからないのに、単語を1万語覚えても意味がないのだから!!
だからこそ、まずは単語の並べ方をきちんと正しく構造的に学んでいくべきなのだ。


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Chaito

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