コロンビアから帰国して4カ月ほど経つが、意外とスペイン語は忘れない
帰国後、高頻度でこのブログに記事を書き連ねていることからわかるように、ぼくは現在ほとんどスペイン語を復習したりしていない。
それでも意外と忘れない。
帰国直後は日本語の曲ばかりを聞いていたけど、この1か月間くらいは半分くらいの機会はスペイン語の曲を聴いている。
目次 Índice
使わなければ忘れると思っていた
帰国してから少し懸念していたことは、スペイン語を使わなくなれば、自動的に忘れていってしまうということ。
2年間コロンビアに行っていたときに、ちょうど1年目が終わるころに日本に10日間ほど一時帰国した。
それで、2週間もあけずに、コロンビアにすぐさま戻ったときに言われたこと、
「ジュンペイ、スペイン語話せなくなったね」
基本的に、コロンビアのひとはオブラートに包むことはない。
「前に比べて」とか、「すこし」とかいう形容詞はつけたがらない。
その経験から、数カ月経てば、忘れ去られるものだと思っていた。
でも意外と忘れていない。
その自分に驚く。
日本に帰ってきても、新しい言語を習得するわけではないから、何も上書き保存されない
新しい言語を学ぶ際、そのまえに””中途半端に””学習していた言語を忘れてしまうことがある。
たとえば僕の場合、スペイン語を学ぶ際に、英語がほどほどにできていたのだが、スペイン語によって完全に乗っ取られた。
→「僕の犬じゃない」が言えない協力隊:英語は2年間で忘れます
そう、多くのひとにとって第2言語は英語だと思うので、第3にあたる言語(僕にとってのスペイン語)を学習すると、英語がしっかりとものになっていない場合、脳内で混乱する。
でも、帰国した今、2年間の生活によって僕にとってスペイン語は生活語になっていたので、ここに新たに英語を加えてもスペイン語が失われない。
英語の論文を声に出して読む際に、西暦2012年を「ドスミルドセ」とついつい読んでしまうこと以外、基本的に問題ない。
ときどき、invitation のことをinvitacionとつづってしまったり、文字面が似ているものはスペイン語読みしてしまう時があるのだが、意味を理解する上で特に支障はない。
というわけで、僕の場合帰国後スペイン語を意識的に勉強していないからといって、スペイン語能力が失われることはなかった。
これで、英語をマスターすることができれば、トリリンガルになれるということだ。
やったー
単語が思い浮かばないことはよくあるけど、かえって、文法的な部分が整理された気がする
ふとした拍子に、スペイン語で単語が浮かばないことはある。
でも、時間を空けたことで、文章構造を1から組み立てる余裕というか、コロンビアで2年間スペイン語を使っていたという経験が、能力として定着していることを実感できる。
いまでも、ちょっと間違っていいくらいのレベルなら問題なくチャットできるし、フェイスブックを介して日本旅行について相談を受けることもある。
そのくらいのレベルであれば問題ない。
いったん冷静になったところで、時間のある時にスペイン語をもう一段階高めるために、文法的に学びきれていない部分を勉強しようかと思っている。ひそかに。
でも、そういう余裕があるくらいなら、ぼくはこのブログでスペイン語の記事を書くと思うので、
まぁ、まだ写真を張り逃げしているくらい、日本語で文字を書きたいと思っている自分がいる。
実際に会って話してもいける
このまえ、コロンビアの子と会って、お酒を飲んだりした。
最初はやはり「スペイン語ってこんなかんじだったけなー」と違和感を感じたが、そういう感覚はものの1,2分でどこかへ行った。
単純にスペイン語がどうこういう話ではなく、初対面のその子との距離感をつかめないことに対しての違和感だったのだろう。
ひさしぶりに、スペイン語をずっと話すことができて、スペイン語で会話ができるのは結構楽しい。
コロンビアの人と会って話すことも、そのひととスペイン語で意思疎通できることもうれしいので、相乗的にかなり幸福感が高まった。
やはり、スペイン語は忘れたくないね!
大学の留学生で、中南米の人が一人くらいいるかと思ったけど、ひとりもいなくて残念だった。
コロンビアのことは好きだし、コロンビアのひとのことも好きだけど、コロンビアだけが好きなわけではないので、今後仙台とかに足を延ばしてスペイン語の友達を作ろうと思う。
東京にはたくさんいることを知っているのだけれど、東京に仕事で立ち寄ることはあっても、東京でフリーな時間を過ごすことができるのは多くない。
だから、手身近に。
フェイスブックだと、”読む”必要がなく、”見る”だけで済む
中南米は地球の裏側にあるということで、時差が14時間あるのだが、
こっちの日中にフェイスブックをひらくと日本語ばかりになるが、夜開くと友達の写真がよくアップされている。
彼らの投稿は文字ではなく、写真がメインなので、非常に楽だ。
それも、やはりみんなしっかり「いいね」を押している。
ぼくは書いている記事をフェイスブックで一応広報しているのだが、いいねはあまり押されない。
こっちは、フェイスブックから記事へのアクセスがあったことがわかるのだが、あまりいいねは押されない。
いいねのために書いているわけではないので、問題はない。
ただ、最近日本ではフェイスブック疲れというものがあるようで、使うためのツールに使われてしまって疲れるひとも多いようだ。
なにごともストレスフリーが大切だ。
日本にも意外とスペイン語が散りばめられている
amigos,hermanos など、アルファベットで書かれたお店を見かける。
おととい、「クラロ・エスパーシオ」というアパートを発見した。これはスペイン語だと思うのだが、そのアパートはぱっと見、奥行きも部屋の幅も特段特筆するべき点はなさそうだった。
「人の名前なのかな?」と、思った。
「クラロ・エスパーシオ claro espacio」
訳は、スペースがあるよ
と言ったところだろうか。
幸いにそのアパートは満室御礼だったので、espacioはもうないようだ。
街の注意書きでスペイン語を探すのだが、英語、中国語、韓国語までしかない。
群馬の免許センターでは、ポルトガル語があった。群馬にはブラジル人が多く住んでいるからだろう。
これから、説明書きに増える言語は何語なのだろうか?
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