第8弾:ぼくがコロンビアを熱望した背景には、しっかりとした人生プランがあった 【青年海外協力隊】

こんにちは
目下ブラインドタッチ特訓中です!

ブラインドタッチを習得するまではゆっくりな打ち込みになりそうです。

今回第8弾では、僕がなぜコロンビアに行きたかったのか。なぜそれほどにコロンビアを熱望したのか。
その理由を紹介します!

 

「コロンビアに行きたかった」は、ウソ?

コロンビアに行って良かった!

これは紛れもない事実。
しかし、それは結果論。
行く前からそうに確信することはできないし、確信していたわけでもない。

 

では、なぜぼくはコロンビアだけを希望したのか?
どうしてぼくは第一希望にコロンビアの要請しか書かなかったのか?

それは、コロンビアという国に対して魅力を感じていたのではなく、「コロンビア」に掲載されていた妖精要請が魅力的だったから。
これにほかならない。

ここまでいくつかの記事で説明してきたように、
青年海外協力隊に応募する際は、希望する国を選ぶのではなく、希望する要請を選ぶ。
要請というのはより具体的な活動内容が記載されている。

そのため、ぼくが望むような要請がたくさんあったとしたら、選択肢に入ってくる要請の数も増えたわけだ。
その選択肢のなかから、最大3件まで要請を記入し、応募することができる。
これが、第一希望、第二希望、第三希望と呼ばれる応募要請になる。
数字がふってあるので、1のほうが希望度が高く、より「この要請で働きたい!!」という意志が強い要請とみなされる。

他方で、興味がない要請やまったく力になれそうにない要請もある。
そういう要請には目も当てない。モチベーションもない。そういう要請には行きたくない。
必然的にこういう感情が生まれるのも事実である。
「行きたい要請」があれば、「行きたくない要請」も生まれるものだ。

 

応募当時、僕のなかに選択肢として残っていたのは2つだけ。
2つの要請だけであった。
これ以外、僕にとって「行きたくない要請」だった。

 

「ミミズ」がいるフィリピンとコロンビア、どちらに行こうか。。。。。

応募するときから、「選考に落ちたらどうしようか。。。」と考える人はいない。
だれしもが最初は理想を抱え、それに近い将来を眺める。

ぼくも例にもれず、そういうひとだった。
だから、応募する側のこちらに主導権があると思っていた。
就活の際もそうだけどね。就活で面接で選考されることはあっても、こちら側もその企業で働きたいかどうかを選ぶことができる。だから、対等な関係であって、そこまで自分がへりくだって相手を讃える必要もないし、相手に侮辱されるいわれもない。

 

ぼくがミミズ大好きマンであることは、このブログを見に来てくれているひとは知っているだろう。
そう、ぼくはミミズ大好きマンである。

ぼくは、「ミミズ」という単語をJICA公式サイトで要請内検索して、ミミズに関する活動を希望している要請に行きたかった。
ミミズコンポストという素晴らしい技術を紹介・導入・改良・普及したかったのだ。
そのため、有無を言わさず、最初から「ミミズ」にかけていた。

そうすると、ぼくが応募をした2015年春募集では、2つの要請がヒットした。
いずれも、野菜栽培という職種に掲載されている要請だった。

 

ひとつが、フィリピン。
もうひとつが、コロンビア。

これら2つ要請には、もちろん、要請の活動内容に記載されていることはミミズに関することだけではなく、
・有機肥料作成の指導
・傾斜地栽培に適した栽培技術の指導
・固有種の種の自家採取方法の確立

などがあり、そのなかに
ミミズたい肥の導入・指導
があった。

 

協力隊として派遣される人は、みなこうに考えると思うが、ぼくもぼく自身が有する技術的な専門分野を生かしたいと考えた。
だから、「できるだけ協力できる専門的な活動が多いほうがいい」と思った。
なるべく、要請を出してきた配属先が協力隊ボランティアに期待している活動内容・専門的知識(理想像)に近いほうが、お互いにとってハッピーだから。

でも、そのどちらの要請も魅力的だった。
だから、活動内容ではなく、それ以外の要因でぼくはこの2つの要請から1つに絞った。

 

国際機関で働くためには、公用語が2か国語求められる。
だから、スペイン語のコロンビアにした。


国際連合の公用語は、6か国語ある。

もちろん、日本語は公用語ではない。日本語は日本人と日本を愛する人々の間でしか使われない。
そして、国際連合で働くためには、この6か国語のなかから2か国語を話せなくてはいけない。
しかも、高次元で。

「こんにちは。げんき~」とかではなく、きちんと仕事を円滑に進めることのできるレベルの語学力。

その国連公用語の6か国語とは、
英語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、アラビア語。

安保理の常任理事国の言語 + スペイン語&アラビア語。

戦勝国の言語と、
中南米地域への対応というところでスペイン語。
スペイン語圏って広いですからね。南米なんて、ブラジルを除いてほとんどすべてスペイン語ですし。
*ブラジルはポルトガル語。

英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語だけだと語学的にカバーできていない地域が、中東とアフリカになる。
アフリカは植民地という歴史的背景があるので、フランス語や英語が使える。
でも、お金持ちたくさん、石油たくさんの中東は、彼ら独自のアラビア語を使う。

いまや、当時から石油は戦争の火種になるくらい価値が高く、替えの利かない資源ですから、アラブの言葉は大切ですね。
というわけで、アラビア語。

 

 

はい。
というわけで、この6か国語のなかから2か国語話せなくてはいけない。

まず1つ目は、問答無用で英語。
義務教育で小さいころから習っているし、最近は商品名なんかもカタカナ英語をばっかの横文字になってきたから、英語ができるのは当たり前みたいな感じ。

協力隊から帰国したあとに、JICAが行っている帰国後サポートで国連ボランティアに参加したいと思っていた僕は、派遣期間中にべつの言語を習得したかった。
2年間の現地での語学勉強というのは、それだけでも価値がある。

フィリピンは、いまの公用語は英語。
昔、スペインの植民地だった時代があるから、スペイン語英語みたいな感じらしいけど。

コロンビアは、スペイン語。
それもほかの国に比べて、スペイン語の癖がない。(実際、ボゴタのスペイン語はすごく聞き取りやすい)

 

 

じゃぁ、コロンビアで!

 

英語はまぁ読めるし、インドネシアで研究して、現地のひとと生活できるくらいには話せる(話せた)。
日本で勉強できる機会も多い。
2か国語を話せるようになるためには、フィリピンで自分の英語力の質を高めるよりも、コロンビアでスペイン語を学ぶことのほうが魅力的だった。自分に対してのメリットが大きかった。

その時点で、ぼくの気持ちはコロンビアに固まった。

今回のように文章にすると相当悩んでいるように感じるが、こういう判断にいたるまで脳内ではアッと言う間だった。

 

余談だが、インドネシアで研究をしていたので、簡単なインドネシア語は結構早くに話せるようになった。
新しく作られた言語というのは、ルールも少なくてとても快適だ。
インドネシアは、インドネシア語だけどマレー語なので、マレーシア人とも会話できる。便利。

 

よこしまな判断基準:フィリピンよりも、コロンビアのほうがレア度が高いから

コロンビアを選んだのは、語学的な理由が大きい。
でも、単純にコロンビアのほうが日本から遠いから という理由も少なからずあった。

フィリピンに派遣される協力隊のひともいると思うが、
ぼくは「せっかくならなるべく遠いところに行きたい」と思っていた。
協力隊に応募する以前は、アフリカに行きたいなぁ~と思っていた時期もあった。

 

小コラム:協力隊の理想と現実

【アフリカで葛藤を感じる協力隊の2年間】
このフレーズの魅力ったらない!!
協力隊のサイトを見て、最初に映るインパクトのある写真は、赤茶色の痩せた大地で活動をする協力隊員だろう。
配属先のオフィスでパソコンをカタカタしている写真が掲載されることは滅多にない。
それは”井戸掘り名人”の協力隊員のイメージにはそぐわないのかも知れない。

広大な大地に、建物がぽつんと点在している。
たくさんの子どもたちに囲まれて、もみくちゃにされながら撮られた1枚の写真。
たくさんひとがいても、肌の色ですぐに見分けがつく協力隊員。

青年海外協力隊にあこがれるひとは、このイメージを理解している。
脳裏に焼き付いている。
そのイメージと自分の未来を重ね合わせて、協力隊に応募し、想いにふける。
そういう写真は満面の笑みの隊員が映っているもので、そのスナップ的な写真からあたかも2年間ずっと満足いく生活ができているかのような誤解を生みだす。
その誤解が実際に派遣されている協力隊の「現実と理想」の冷酷な事実を突き付けてくる。
そして、その冷酷な事実に、もがき苦しむ。

ここまでがワンセット。笑

もがき苦しみながら、現地のひとのせいにし始める。
も、そのセットのなかに含まれるかもしれない。

でも、そういう話はまた今度♪♪ 

 

本筋:コロンビアは知られてない

フィリピンを知っている人に比べれば、コロンビアを知っている人は圧倒的に少ないだろう。

それは立地の問題。
フィリピンは日本に近い。
飛行機で数時間。

でも、コロンビアは遠い。
飛行機で数十時間。

フィリピンのニュースが日本で流れることはあっても、コロンビアのニュースが流れることはすくない。
フィリピンに旅行に行くことはあっても、コロンビアに旅行に行こうとする人は少ない。
フィリピンのひとや都市をイメージできるひとはいても、南米のコロンビアのひとや都市をイメージできるひとは少ない。

それだけ、コロンビアの認知度が低いということもあるし、
それだけ、コロンビアの情報が日本にはないということでもある。

そっちのほうがおもしろそうだ!!

 

「コロンビアで2年間住んでいました」
なかなか面白いフレーズだ。

というわけで、コロンビアのほうがレア度が高いということも、ぼくの語学による判断を後を押しくれた。

 

コロンビアで2年暮らして帰ってきて思うのは、結局みんなコロンビアについてよくわからないから、コロンビアについての質問ができないということ。
ハワイに行けば、多くの人が「どこのビーチに行ったの?」とか、「どこに泊まった?」と訊くことができるわけだけど、「コロンビア??コロンビアって暑いの?」とかから始まる。
これは仕方のないことだけど、、、、

だから、このブログを通して、コロンビア情報を公開したいと思ってます。

そういうわけで、ぼくは自分の価値に「コロンビア」を加えたかった
こうに言ったほうが伝わりやすいね!!

 

おわりに:コロンビア美女美女言い始めたのは、わりと後半

「なんでコロンビアに行ったの?」と訊かれたとき、
ぼくは「きれいなひとが多いから」と答えるときがある。

でも、最初はそういうことを知らなかった。
派遣されるまで、南米大陸に行くってことさえ実感がなかった。

派遣される前に、グーグルで「コロンビア 美女」と検索したことは指で数えられるくらい。

むしろ、最初のころはまじめにコロンビアに行くことを答えてた。
「ミミズの要請があって~~、第2外国語のために~~」と。

でも、それ面白くない。
正しいのだけど、すべての場面で適しているわけじゃない。
そんなとき、コロンビアに行くって言うと、「コロンビアは美人が多いから、選んだんでしょ!」と言われることがあった。

 

じゃぁ、今度から簡単に理由を説明するときは、「コロンビアは美人が多いっていうから、それを確かめるためにコロンビアにしました」と、若い男性隊員としてのあるべき姿を全うするようになったわけです。

コロンビアでなぜ美女が多いか、考察した記事を書いたので気になる方はどうぞ。
【なぜ】コロンビアに美人が多いのは、世界中のすべてのタイプがいて、血の繋がりがあるから

 

ぼくがコロンビアに行きたかったのには、しっかりとした理由がありました。


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Chaito

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