「ゴミ」をたくさん買っていた僕:部屋の掃除&時が経つと価値がなくなるモノは要らん!
最近の趣味は、自分の身の回りを綺麗にすること。
帰国してから、ずーーーーーーっと取り組んでいた、部屋にある自分のモノのお片付け。
部屋はすっかり綺麗になった。
いまでは、クローゼットのなかとベッドの下のスペースを埋め尽くしている空の収納ボックスが邪魔なくらいだ。
モノ。
ほとんどなくなった。
厳密に言えば、2階の自分の部屋にあったモノを、ゴミ袋に入れて1階に避難させているだけなのだが、それでも自分の身の回りが綺麗スッキリするのは気持ちが良い。
前まではモノに囲まれることが好きだったが、いまは好きなモノにだけ囲まれていたい。
ミニマリストというか、断捨離が得意な人が自分の身の回りにあるものに対してきちんと愛着を持って使っていることが、とてもよく理解できるようになった。
周りがすっきりして、自分の好みやよく使うモノが明らかになると、その分それらにはお金をかけて良いモノを買ったり、よく調べてこだわりをもって買ったりするようになる。
そのこだわりと共に、その人らしさにより磨きがかかるようになる。
だから、どんどん洗練されていくのだろう。
ぼくが出会ったひともそうだった。
身の回りに無駄なモノがなく、それでいながらその空間に置いてあるものにはすべて何かしらの意味がある。
その人が与えた”役割”があるようだった。
憧れである。
8月下旬から一人暮らしを始めることになりそうなので、そこで自分の好みに合った空間を創りたい。
当時は宝でも、今はゴミ
さて、今回の大掃除に当たって、たくさんのゴミが出た。
不要の書類や紙も多かったが、マンガや本、服もかなりボリュームがあった。
だから、本類はダンボールで15箱分、処分を兼ねて、売った。
記事⇒【モノを持たない豊かさ】最後尾 向きが変われば 先頭に
全450点。
その15箱のなかにあった本類である。
マンガ衝動買いマンだったので、300点くらいはマンガだった。
残り150点は、学術本や一般図書だった。
ぼくは小説を読む習慣がない。
森絵都さんが好きで彼女の小説は読んでいるが、基本的に自分の知識を増やすことや疑問に思ったことに答えてくれる本を読むのが好きだ。
だから、それなりに値が張る本ばかりである。
最低1500円、普通2000円である。
全450点、7500円で売れた。
あれほどアホほどに買って読み、保管に場所をとっていた本たちが7500円である。
なんとまぁ、安いものだ!!
本を売って7500円というのは、良い売値である気もするが、それらを購入するために使った金額に比べれば、大したことはない。
それでも、知識のための本の内容は記憶に残っているし、今後も役に立つから良い。
マンガ。。。。
これを衝動買いするのは、やめよう。
今回の掃除で、自分が意味のないものを買っていたことを理解してから、本屋さんの漫画コーナーに行っても、全く気持ちが高ぶらなくなった。
マンガは素晴らしい文化だし、たくさん処分した今でもなお発売されたら購入するマンガも何タイトルかある。
でも、これからはどっかでレンタルしたり、マンガ喫茶を利用したりすると思う。
僕にとっては、マンガはスペースをとるものになってしまったし、お金のかかる趣味になってしまった。
だから、マンガに対する購買欲が削がれた。学んだ。
みなさんも、自分が持っている「持っていることに価値があると思っている本」を買取の査定に出してみるといい。
自分が思っている以上に価値がない。読んで保管しても意味が薄い。
数年保管して1,2回程度しか読まないモノを家で保管し続けることに、それと等しい価値があるかを考える良い機会になるだろう。
ぼくは紙の本が好きだが、今後は日本に居ても電子書籍で読書をする機会が多くなりそうだ。
それか、買って読んだら、すぐに売る。
自分のタブレットを、マンガではなく、本の読書に合ったようにカスタマイズしていこうと思う。
ダンボール15箱分の本類とともに処分したもの。
それは、カードゲーム。
ぼくは、遊戯王、デュエルマスターズ、マジックザギャザリング、デジモン、WCCF、三国志カードなどをやってきた。
今思えば、「すごく無駄遣いしていたな」と思う。
WCCFや三国志などは、ゲームセンターで1000円5プレイ、1プレイごとに1枚カードが排出される。
だから、たぶんカードゲーム全体で考えると、10万円を超える額を使っていたのだろう。
遊戯王は1パック150円だし、マジックザギャザリングは300円くらいするからね。
今振り返れば、無駄遣いである。
今振り返れば、ね!
でも、その当時はそれに夢中だったし、楽しかった。
そして、今もなお、進化したそれらのカードゲームを眺めるのは楽しいものだ。
特に、WCCFはサッカーのゲームなので、カードを見れば現役選手の能力が数値化されて簡単にわかる。
だから、TSUTAYAの一角に、カードコーナーがあると自分が買うわけでもなく、ただただカードを眺めに行く。
それだけでワクワクするのだ。
それらのすべてのカードを処分した。売った。
10万円以上かけた功績と共に手に入れたカードだ。
少しはお金になるかと思いきや、1000円くらい。
そもそもの目的は、不要になったモノを処分することだったので、金額は期待していなかった。
儲けるために売ったわけではないからね。
でも、安い安い。
自分が払って手に入れた額に比べて、安すぎる。
その日、ユニクロでエアリズムを買ったので、それで終わりだ。
自分の身の回りに”雑音”がなくなって良かった。
だって、カードゲームはこの10年くらいやっていなかったからね。
持っていても、「いつかやるとき」は来なかったし、今後も来ないのだ。
だから、お金になって良かった。
これからは、価値が増すモノに投資する
そして、今回の一連の大処分で学んだこと。
それは、時が経っても価値が変わらないモノ、もしくは価値が上がるモノにお金を使うべきだということ。
今回、本やマンガ、カードを売った。
それらは、買ったときはたしかに価値があった、僕に対して。
でも、それがいま、売り物としても価値はない。
そして、僕自身にとっても価値がないモノになっている。
だから、もっとうまいお金の使い方があったはずだろうし、もっとうまい投資の仕方があったはずだと思う。
今回処分したものなかで唯一僕に残った物は、本の知識だけだ。
マンガなんて、自分が片づけているときに「ああ、こんなマンガ持ってたわ!!」というレベルだ。
自分がソレを持っていたことさえも忘れているようなものに、価値があるはずがない。
今後は不要な雑音は排除して、こだわりと愛着をもって身の回り品を整理していきたい。
時が経っても価値が下がらないモノ。
時が経つと価値が上がるモノ。
なぞなぞのようだが、ぼくが現段階で気づいているいくつかの答えは、
・自分の頭のなかの知識
・自分の経験
・鍛えて手に入れる健康的な体
この3つだ。
自分自身に時間もお金も投資すること。
それは寂しさを紛らわすために、ほかの人といやいや一緒に時間を過ごすのとは違う。
1人でいるときこそ、成長できる。自分に投資する時間をつくる。
1人で苦しみ、そこから逃げずに自分のその感情を受け入れ、乗り越えることで、一回り大きくなれる。
だから、ぼくはこの1カ月間くらい、帰国して誰も相手にしてくれない時間を大切にしている。
最初は暇だったけど、意外と自分だけの時間を楽しんでる。
そして、それを楽しむための心の整理の仕方を最近学んでいる。
ぼくはもともと1人映画、1人ご飯など、あまり気にしないタイプ。
だから、最近の日本の「孤独は寂しいこと」みたいな風潮嫌い。
そもそも「1人でいること」=悪いこと みたいな日本の風潮は間違っていると思う。
小学校から「友達100人できるかな♪♪」が刷り込まれるから、友だちは多くなくてはいけないと勘違いしたまま大きくなる。
だから、友だちが少ないことを恥じたりする。
でも、友だちってそんなにたくさん必要ではない。
友だちの定義は人それぞれ違うが、必要だったら遊べばいいし、ご飯を食べて話したければ誘えばいい。
意見が合わなければ対立すればいいし、一緒にいるのが息苦しければ距離を置けばいいのだ。
最近ぼくのなかの「友だち」の概念が、そういう風にかなり流動的な理解になってきた。
僕は友達が少ない
それは悪いことではない。
悪いのは、【友だちが少ない=人間性が低い】と見なし、「可哀想」と同情心を抱く、可哀想な社会の風潮だろう。
それは、結構根が深いのである。
モノに頼るのではなく、もっと内省して、自分を高めていきたい。
そんな意識高い系のぼくです。
あとは、要らない服の処分と危険ゴミで終わりだーーーー!!!
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