「変わらなければならない」と今の自分を強く否定するべきではない
自分を前向きに変えたいと思うことがある。
それも、若いうちはそのような思いがつよい傾向にあるだろうか
「自分を変えたい」という気持ちは、「成長したい」と同意語である。
けれど、「変えなくてはならない」とまで追い込まれたり、意気込んだりすると、ふと振り返ったときに、変わっていない自分を残念に思ってしまったりする。
それは、なんだか本末転倒な気がする。
「変えたい!変えたい!!」と強く願うことは、重荷になることがある
ぼくは19歳から22歳くらいまでのころ、一番自分を「成長させたい」と意気込んでいる時期だった。
そのころは若気の至りらしく、ポジティブに前向きなエネルギーに満ちていた。
ギラギラしている時期もあったし、先輩に幼く噛みつくことも多々あった。
個人の人格が定着するとされる25歳までは、結構乗り気でいろいろ挑戦していたような気がする。
【25歳まで】でひとつリミットを設けていた感じだった。
ただ、
「いまの自分を変えなくてはいけない」と願うのは、いまの自分が至らない部分があるからに違いない。
その想いは、ひとが成長するために欠かせない。
学び続ける姿勢や謙虚な姿勢は、人生において大切なモチベーションだ。
だけれども、
なにかを肯定するために、何かを否定するのは可能な限りやめたいものだ。
今の自分を肯定しながら、前に進むと心が清らかなまま歩める
いまの自分を否定することで未来のエネルギーに変えるのは「捨て身タックル」にほかならない。
前に進むために、自分がダメージを受ける。
それで大きく前進できればいいだろう。
けれど、「いまの自分はダメだ」ということを動機にすると、どうしても自分の悪い部分に注目してしまう。
意識はせずとも、無意識のうちに多くのダメな理由を感じ取ってしまう。
自分の悪いところは、自分の良いところよりも簡単に見つかるものだ。
だから、自分が成長したいと願ったり、物事を前に進めたいと思ったとき、良い部分にフォーカスしてそこを動機にすることが大切な気がする。
「ああになれたら、さらにバージョンアップできるな!!」といった具合だ。
バージョンアップすればいいだけなのだ。
わざわざ現状を落として、それを動機にする必要はないのだ。
友人から恋人を紹介されたとき、「お似合いだね!」と言えばいいのに、「お前にはもったいないな!」と比較して落とす必要はないのだ。
なにかを考え、なにかを語る際、可能な限り「better than」ではなく「the best」で考えていけたら楽しそう!!
でも、結局それが難しいのだけどね!
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