ウェスタンユニオンを利用した海外送金:コロンビア災害被害に12万円

ウェスタンユニオンを利用した海外送金:コロンビア災害被害に12万円

ぼくは2年間、青年海外協力隊の隊員として、コロンビアの7農村の農家さんたちに向けて活動していた。
その地で大規模な地滑りが起き、ぼくが活動していた町とその農村では被害が起きた。
幸いにも私の知り合いに死傷者はいなかった。

しかし、家が潰れたり、道がふさがったり、
水が入手できず、山奥から引いていた採水ホースが壊れたりと、
生活に支障が出ていたため、2年間活動していた気の知れた同僚たちのいる現地NGOに寄付をすることにした。

ウェスタンユニオンを利用した海外送金

僕の場合、緊急性を要していた。
そのため、面倒な送金手段ではなく、簡単に送れる方法を探していた。
コロンビアに送金したことのある友人がいたため、情報をいただき、ウェスタンユニオンを利用して海外送金することにした。

ウェスタンユニオン
https://www.westernunion.com/jp/ja/send-money.html


ぼくは、今回の送金が初めてで急いでいた海外送金だったので、ほかの選択肢は知らない。
(急いでいても、結局予定より1週間遅れてしまった。理由は後述)

そのなかで、ウェスタンユニオンを利用したのは、
① すぐに送れる
② 名前と取り扱いナンバーだけで、簡単に受け取ってもらえる

この2つのメリットがあったからだ。

送金の仕方を簡単に説明しよう。

事前に
⑴ 受け取り人(相手)の本名と国名・市町村を正しく知る。
⑵ 免許証・マイナンバーカード・送金したい現金を持って、ウェスタンユニオン取扱店に行く。

店舗で
⑶ 店舗で必要書類に記入し、(換金レートを確認しながら)送金額を決定する。
⑷ 送金額と手数料を支払い、送金内容に間違いがないか確認し、送金取り扱いナンバーが記された書類をもらう。
⑸ その取り扱いナンバーと送金金額を、受け取り相手に伝える。

おわり

非常に簡単だ。

受け取り人は、その取り扱いナンバー・送金額の情報と身分証を持って、
現地のウェスタンユニオン取扱店に行けば、即日受け取ることができる。


※送金前に、相手の最寄りにウェスタンユニオン取扱店があるかどうかを確認したほうがいい。
 世界展開しているから、ある程度大きな都市にはあると思う。

 ウェスタンユニオン取扱店の検索
  https://www.westernunion.com/jp/ja/find-locations.html

この紙を埋める(用紙に書いたり、口頭で伝えたりする)


下の写真は手続き途中だが、手続きが完了すると赤丸の部分に取り扱いナンバーが記載される。
それが非常に重要。

ぼくは、ウェスタンユニオンを利用しての初めての送金だったので、送金予定の一部を送った。
金額は4百万コロンビアペソ、日本円では約12万円だ。(円高だった)
送金金額に応じて手数料が変わるので、今回の場合は5000円だった。
そのため、12万5261円を店舗で支払った。



送金手続きが完了してすぐに、コロンビアの友人兼同僚に連絡し、翌月曜日に無事受け取りが完了した。
相手が受け取ったとき、すぐにその旨のショートメッセージが電話に届いた。
不安から解放された。

急ぎの送金なら、ネットでやるよりも店舗に行った方が絶対にいい!

ウェスタンユニオンには、さまざまな送金方法がある。
ぼくは最終的に「店舗で」送金をしたが、ネットで送金する方法やセブン銀行などを利用する方法もある。

いくつかの選択肢があるわけだが、
ウェスタンユニオンを始めて利用する&海外送金が初めてで、なんのこっちゃわからないというひとには、
店舗での送金を強くおすすめする!


ぼくは最初、ネットで送金しようとした。
すると、本人確認のためにPINコードを郵送で送付された。
これ、届くまでに3,4日かかった。
そして、ネットであーでもないこーでもないとやっている時間が無駄。
この段階で「30万円を数度に分けて送金しよう!!」と思ってから、10日間くらい経過していた。

今振り返れば、店舗に行けばすぐに終わることだった。


急いでいるひとやネット手続きに煩わしさを感じた人は、店舗まで足を運んで手続きをした方がいいだろう。

店舗で人の温かさを感じた

ぼくが店舗に行った日は雨の日で、「道の途中にあるコンビニでお金をおろせばいいや」と思っていたら、店舗までの道のりにはコンビニがなかった。
送金のためのお金がないなか、店舗に着いた。
その店舗はフィリピンのひとが経営していて、フィリピンのマダムたちが送金の手続きを行っていた。
ぼくがコンビニはどこにあるか訊くと、そのうちのひとりが車で近くのコンビニまで連れて行ってくれた。

ぼくは不思議と彼女を疑うことなく、「親切にありがとう」と伝え、乗せていってもらった。
とても心和む親切さだった。

結局、お金をおろした後も、フィリピンのマダムたちが話しながらゆっくりと手続きをしているのを笑って聞いていた。
ホワイトデーだったのに、チョコレートはくれなかった。

1千万ペソ(あと16万円)まで送金する

今回、ひとまず12万円分=4百万ペソを送金できた。
よかった。

いま、円高が進んでいるので、海外送金には好都合。

2月末の段階では、1千万コロンビアペソを送金するのに34万円必要だったが、
3月20日現在は、27万円で済む(単純計算なので、店舗レートではない)。


当初の目標金額は1千万ペソで、そのうち4百万ペソを寄付したので、残りは6百万ペソだ。

今のレートで単純計算すると、16万円くらいだ。
あとは、同僚たちからの連絡を待とう

働いていたNGOから寄付金の使用用途の内訳報告をもらってから、次の送金

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今回のぼくの寄付は、あくまでも「災害被害に遇ったひとたちとその生活インフラのために使ってほしい」と要望をメールで送っている。
使用用途として、同僚たちの給料や農業資材などの購入には充てないでほしい とも伝えてある。

使用用途が極端に限定するつもりはないが、大金を寄付する身としてはあくまでもこちらが望む使い方をしてほしい。
だから、いくつかの条件付きでNGOの代表に直接メールを送った。
(代表と言っても、元同僚だけど)

今回被害に遇った農家さんたちは月に1万円も稼いでいないだろう。
ぼくの給料も同世代と比べれば、低い。
けれど、自分の貯金を削ってでも、彼らの生活をサポートできるのであれば、惜しくはない。

遊びや欲のために使う30万円と、友人たちを助けるために使う30万円では価値が大きく違うことを、まじまじと実感している。
使用用途が変われば、リミッターも変わることを知った28の夜である。


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Chaito

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