視点が違えば:「今辛くても、時間が解決してくれるよ」⇒その辛さを”今”乗り越えるためのアドバイスをくれぇい!!

恋愛をして、失恋をする。
とても苦しむ。とてもつらい気持ちになる。

何か言葉を吐き出したくて、友人に話してみる。
すると、「だいじょうぶ。時間が解決してくれるよ!」とハツラツとしたアドバイスをくれる。

その友人は失恋を経験したことがないのではないか?
と、疑問に感じるほど、自分の痛みを、自分の辛さを理解してくれない。

たしかに、時間は悩みや辛さを解決してくれる。
時が流れ、カレンダーの写真も春から秋になり、冬になる。
新しいカレンダーの同じ季節を眺めるころには、1年前の悩みが美化され、悩みが悩みでなくなっている。

そして、友人が私にアドバイスを求めてくる。
そのとき私は、こう言う。
「今辛くても、時間が経てば良い思い出になってるよ!できる限り、『今』をもがいてみたらいいんじゃない?悩みを抱えられるほど考えているということは、打ち込めている証拠だし、素晴らしいことだと思うよ」

 

 

そう
物事は過ぎてしまえば、達観してしまう。

 

月日が流れれば、自分の気持ちや悩み・不安が変化していくのは誰でも知ってる!!
その「今」をどうにかする術を教えてくれぇーーい!!

 

 

これは協力隊の活動についても言える。
ぼくは、帰国してから1か月以上が経った。
だから、達観している。達観してしまう。
青年海外協力隊という道の終着点に到着してしまい、そこから「協力隊」というものを見ている。
一度終着点につくと、始発点から何日後にどの辺りを通過するのか、その予測ができるようになってくる。
経験から逆算ができるようになる。

だから、そういう大枠で本質をとらえることができる。
でも、できないこともある。

実際に悩んで、苦しんで、喜んでいることをリアルタイムで伝えることができない!!
「まとめ」の文章を書くことはできても、そのときの等身大の自分を表現することはできない。

 

それに、ぼくは「協力隊」「協力隊」言っているが、先輩面して的外れなアドバイスをするひとほど煩わしい存在はない。幸いにも、ブログであれば、つまらなければ〈閉じる〉ことができる。ありがたい。

 

だから、最近よく思う。
【時間が解決してくれるよ】とか、【さらに成長するしかない】とか、そういう頭のなかでは理解できていることを、トンネルの中にいる人たちに対して、トンネルの出口から達観的なアドバイスをしても仕方がない。

仕方ないことはない。
でも、今まさに問題を抱えている人に対して、論点を「将来」においてアドバイスされてもしんどい。

 

この考え、協力隊とか恋愛とかそういう短いスパンの話だけでなく、人生という70年80年90年スパンのものにも適用できる。

小学生に高校生が人生のアドバイスをして効果があるか?
中学生に大学生がアドバイスをして効果があるか?
高校生が
大学生が社会人のアドバイスに耳を貸すだろうか?

中学生、高校生、大学生、1年前のぼくにアドバイスをしたいことはたくさんある。
「あんなこと言うんじゃないぞ!」とか。。。
後悔と反省ばっかりのわが人生。
でも、中学生の悩みは中学生しか解決できないし、大学生の悩みは大学生。新卒の悩みは新卒でしか解決できない。

今考えれば、過去の悩みなんてものは大したことではない!
でも、”そのとき”はそれで精一杯なんだよね~~
わかるわかる。すごくよくわかる

 

でも、”そのとき”の感情は忘れてしまうから、しかたないんだよね~~~

1年前の悩み、覚えてないもん

僕は出来事をカレンダーに書いているから、”その当時”にタイムスリップすることはできる。
でも、そのときの感情までは復元できない。
達観してしまっている。

人間はこうにやって大人の階段を上っていくのだと思うと、なんだか不思議と大人っぽくなった気がする。
数年前の自分とは違う自分。
協力隊に行く前の自分と、いまの自分。
帰国する直前の自分と、帰国後1か月後の自分。

経験がひとを育てるというけれど、まさに育っているのを感じる。

 

 

大学3年生だったころ、「大人になったら」という枕詞を使ったとき、先生に「おまえはもう大人や」と言われたことがある。
大学3年生というのは、満20歳だからね!

あれから6年。
もう大人も6年目なのに、子どもの気持ちで過ごしている。

子どものころ、「大人のひとって、どこまで考えているのだろうか?」と感じる場面が多かった。
それがいま、大のおとなになって思う。
子どものころ見てた大人って、こんな感じなんだな~って。

不安や悩み、辛いことがあっても、単純に泣かないし、心の中に留めておく。
それを自分で解決していく。
だから、表面的にはかなり大人らしい大人。
ぼくはまだ、ぎゃーぎゃーうるさいかな。
「おとなしい」が「大人しい」と書くことが皮肉にさえ見えてくる。

漢字をつくったひとがどういう背景でその漢字をつくったのか。
想いを過去に飛ばしてみる。

 

蚊は、「ブーン」っていうから虫ヘンに【文】とか、
鳩は、「クックック」って鳴くから鳥と【九】とか、
そういう感性豊かな風流な感じ。大切にしていきたい。

 

あゝ無常


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Chaito

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