地球を侵略するなら宇宙植物:ネコは宇宙人より賢いか?
ネコを観察する。
人間だったら手を使ってアピールしてくるときも、ネコはそうにはできない。
毎日毛繕いをしているけど、背中には前足が届かない。
だから、ネコの足が届かない場所をなでると、とても気持ちよさそうにする。
目次 Índice
対象を指で指すと、指先を見るネコ
わたしたち人間は、見て欲しい対象を示したいとき、指先を向けてアピールする。
指や手のひらで示した矢印の先に、対象がある。
これが非常に高度なジェスチャーであることを知った。
というのも、
ネコに「あそこにボールがあるよ!」と指先で伝えようとしても、ネコはぼくの指先を見るばかりで、ぼくが指しているボールには気づかないからだ。
他方で、ガオーとライオンのように驚かせれば、ネコはぼくが意図した反応を示して遊ぶことができる。
指で指すことで対象を示すことができるのは、2足歩行の霊長類ぐらいなのだろうか。
いずれにしても、ネコやイヌは四足歩行であるため、前足(=手)を使ったジェスチャーの意味を理解するのは難しいのだろう。
四足歩行動物が進化したら、二足歩行になるだろうか
ぼくはドラえもんが好きで、よく映画を見ている。
映画のなかでも、賢いイヌは二足歩行になる。
二足歩行になることで前足が自由になり、手で物を持ち運んだり、いろいろな部分を触ることができる。
それにジェスチャーを行うことができるようになる。
こういうことを考えていると、歴史の教科書を思い出す。
人間がどのように今のような「人間」に進化してきたのかということ。
火を使ったり、槍などの飛び道具や落とし穴をつくることで狩猟時に自分たちの命の危険性を低くする工夫を行ってきたわけだ。
だから、二足歩行は賢くなるために、知能を発達させるためには欠かせない。
と、わたしたちは「人類の歩み」から逆算式に考える。
これはどのくらい、地球の生物やさらには全宇宙の生命体に当てはまる考えなのだろうか?
宇宙人は二足歩行なのだろうか?
宇宙人は二足歩行で、頭でっかちで描写されることが多い。
宇宙人には、グレイやレプティリアンなどがいるとされている。
ぼくは宇宙や未知の文明、海底遺跡、古代文明、オーパーツなどが好きだ。
だから、宇宙人はいると思っている。
だって、人間も宇宙人に当てはまるからね。
宇宙が無限に広がっているとして、無限のなかで地球人しかいないと考えるのはよくない。
宇宙人を見たことはないけどね。
(ぼくも記憶がないだけで、宇宙人かもしれないけど。幼少期の記憶はないし 笑)
さて、小学生の文庫にはタコ足の宇宙人などが登場する。
しかし、映画になるとやはり人間に擬態した宇宙人は二足歩行であることが多い気がする。
もちろん、足が多いタイプや怪物みたいなのもいる。
ぼくは皮肉れているので二足歩行の宇宙人の形を見ると内心「どうして、宇宙人が人間のかたちを模さなくてはいけないのだろう?」と疑問に思う。
だって、宇宙人のほうが高度である可能性だって十分考えられるわけだし、その場合、わざわざ下等な人間に模す必要があるのだろうか?
わざわざ人間フォルムになって、人間社会でちまちまと生活を営む必要があるのだろうか?
ぼくは個人的に、宇宙人は目で見ることができない可能性だってあると思っている。
地球の生物や人間は視覚に頼る生き物が多い。
でも、それは地球での話だ。
宇宙人が、地球のルールに当てはまるのだろうか??
空気や水がなければ生物は発生しないと考えられているのは、地球ではそのようにして生命が誕生したから にすぎない。
それは、この惑星の科学における前提にすぎないと思う。
星新一の小説のなかに、
人間とそっくりなフォルムのきれいな宇宙人に「地球の挨拶」と称して、口づけのキスをせがむストーリーがある。
地球からのビジネスマンは、別の文明の者たちと気軽にキスができることを喜んでいる。
だけど、その宇宙人の口は実は肛門で、肛門の位置に彼らの口があったのだ。
だから、宇宙人は「どうして地球のビジネスマンは、”あんな汚い部分”にキスをして喜んでいるのだろうか。変わった文明の人たちだわ。」と笑われている。
わたしたちの固定された先入観を愉快に扱った、よくできているストーリーだなぁと感心した。
ネコや赤ちゃんはかわいいことが仕事
動物の赤ちゃんというのは、多くの動物にとって平等にかわいい。
かわいいからこそ、大人たちから「守りたい」という防衛本能を引き出すのだろう。
ネコが子犬を見たときも、その逆も、きちんとケアする。
ヒヨコも子ブタもそうだ。
ネコというのは、かわいい生物だ。
そして、生物として、かわいい=守りたいと思わせたら、生存戦略として成功していると思うのだ。
構ってほしくて遠くからリズミカルに歩いてくる。
所作が魅力的というのは、とてもすばらしいことだ。
外を眺めていて、かわいい。
なにを見ているのかわからないけど。
気づけば、後ろに付いてきていて、かわいい。
暗闇だと蹴ってしまったり、寝返ると起こしてしまうけど。
ゆったり寝ている姿がかわいい。
無防備すぎて、ちょっかいを出してしまうけど。
宇宙ネコ、宇宙イヌ、宇宙人 etc.
宇宙に地球の常識が適用できない可能性があることに触れたあとに、この話をするのも変だが、
宇宙の高等生物が宇宙人であるとは限らないだろう。
宇宙ネコ、宇宙子ネコかもしれない。
とても賢い宇宙生物の外見がネコだったら、わたしたちはネコを怖がるようになるのだろうか?
宇宙人は必ずしも、人間フォルムであるとは限らない。
ネコかもしれないし、イヌかもしれない。
ゴキブリかもしれないし、ニシンかもしれない。
七面鳥かもしれないし、プテラノドンかもしれない。
目に見えないかもしれないし、体長が100mあるかもしれない。
宇宙植物の侵略(仮)
地球(=人間社会)を侵略することが目的の宇宙生物がやってきたとしたら、
どのような生物フォルムを採用すれば、容易に侵略できるのだろうか?
ぼくは、植物だと簡単だなと思う。
だって、この世界にありふれているのに人間からあまり意識を向けられておらず、それなのにもかかわらず、地球の陸上生物は植物なしでは生命の営みを行うことができないから。
植物同士はコミュニケーションをとっていないと思われている。
けど、もし地球上のすべての植物がひとつのネットワークでつながっていて、「もう人間にはうんざりだから、反逆してやろうぜ!」と示し合わせて毒を生成するようになれば、わたしたちはひとたまりもない。
これを、「宇宙植物」と名付けよう。
攻撃的な響きはない。
ドラえもんの道具にありそうなくらいだ。
なんだか、人間の食糧になりそうなイメージを抱いてもらえる。
足がある動物のほうが高等だと思い込んでいる。
しめしめ、
これは地球を侵略するのに都合がいいゾ!!
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