他律的な自粛は今後にどう影響するか?「2:6:2の法則」

他律的な自粛は今後にどう影響するか?「2:6:2の法則」

コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令されてから、2,3週間がたった。
最近は、自粛者と自粛していない者の対立構造が目立ち始めている。

それに、コロナウイルス陽性者に対する攻撃例も増えている。
とても哀しいことだ。

自律的な自粛をしないひとはいるもの

自粛は、強制ではない。
自粛とは、「自分自ら進んで、行動や態度を改めてつつしむこと」であるとされる。
自分がどのように考えるかによるのだ。

したがって、「あいつは自粛していないじゃないか!!」と他者が強く指摘することは、本来の自粛ではないわけだ。
ここに、SNSやメディアによる社会的な監視が加わると、他律的な自粛を行うようになる。
「ひとの目があるから、自粛をする」ということだ。

言葉遊びは置いておいて、現実的には自粛が要請されている。つまり、「自分で進んで行動を慎んでください」と国や自治体から個人に対して、お願いされている。


だから、自粛と言っても、自律的・他律的なものがあるのだと思う。
自分が自粛しているのに、他者が自粛していないことでイライラしたりするひともいるだろう。
なぜか、素直に自粛している自分が哀れに思えてしまうからだ。

でも、同時に、この状況下だからこそ、「自分は自分、他人は他人」と精神的に割り切れるひとは増えるのかなぁと考えている。

2:6:2の法則

ビジネスの場面や人間関係の場面で使われることが多い「2:6:2の法則」。
知っている人も多いのではないだろうか。

働きアリの法則やバレートの法則の派生型だとされる。

簡単には、組織の10割の分布を分けたものだ。
 2割:肯定的
 6割:どちらでもなく、どちらにもなりうる 
 2割:否定的



人間関係の場面では、合う人がいれば、どうしたって合わない人がいる。
仕事では、上位2割がよく働き全体の業績の多くを占める。
常連(2割)が多くの売り上げを支えている。 
など

詳しくはこちらで、
https://tree-file.com/lifehack/the-law-of-2-6-2/

2割は自律的自粛、6割は他律的自粛、残り2割は自粛しないか??

【上位の2割】
仕事の状態や人間関係の不憫さのなさから、精神的ストレスなく自律的に自粛できる人は多くはない。
そういうひとたちは、社会における自身の自粛の意味を理解したり、自分で積極的に自粛を行っている人たちだろう。

【中位の6割】
組織において大部分を占める6割の部分は、
2割積極的自立自粛者が自粛をしているから、そこを参考に自粛を行うひとたちだろう。
いまは、社会的に「自粛をしなくてはいけない!!してないひとは、迷惑な奴!!」くらいの論調になってきたので、世論から自粛を始めた人たちがここにあたるのではないだろうか。
「ちょっとした外出ならいいだろう」
「人と会う場面がないから、いいだろう」
「スーパーは毎日行ってもいいだろう」 などは、世論の反応によって改められる場合が多い。

ぼくも、「地元の人が潮干狩りするくらいなら距離もあるしいいかな」と考えていたら、
 ・他地域からの観光客が多かったこと
 ・トイレなどの共有使用物があること
 ・コンビニなどに寄る場合があること
 ・事故を起こした場合に、病院や他者に迷惑をかける可能性があること
など、あとあと考えれば、自分の思慮の足りていない部分をほかのひとが埋めてくれたりする。


【下位の2割】
断固として、自粛する気配のない人もいる。
そのひとにしかわかりえないことはあるのだろう。

学習し、理解を深め、まとめること

結局のところ、個人個人がどれほど熟慮しても、考えが至らない部分はある。
それは恥じる必要のないこと。

緊急事態宣言が発令され、「stay home」が求められて、3週間ほどだ。
週末はまだ3度ほどしか迎えていない。


1回目の週末、2回目の週末、そして3回目の週末と、
わたしたちはその経験と反省を重ねてきている。

花見に出ていったら、花見に出るなと言われ、
ランニングしていたら、ランニングにはマスクやバフをつけろと言われ、
サーフィンに行けば、観光地の駐車場は予防的に封鎖された。


確実に、コロナ感染拡大防止の対策として適正化が図られてきている。



自粛者と自粛しない者
陽性者とそれを差別的扱いをする者
社会のために今もなお働いている人とそれを理解せずに自己判断を下す人
先を見て行動する人と暗闇を眺める人

ひとそれぞれ、個別のシチュエーションが発生している。


コロナウイルスがGW明けにすべて解決することはない。
今年中か、来年か、5年後か、、、
冷静に考えて、ぼくはこの状態がこのまま長く続くパターンを考える必要があるのかなと、ここ数日思う。
これがスタンダード化することもあるのかもしれない。

元の状態に戻すことが必ずしもいいとは限らない。


いま大切なことは、希望を持ち、日々感謝し、今自分にできることを考え実行すること。

コロナウイルスの騒動が始まって、1か月が経とうとしている。
ニュースタンダードに向けて、うまい付き合いができたりしないかな。

クラスターをつくらないように、クラスターに入らないように自宅待機をしましょう。

感染が疑われたら、自身の持病や免疫力を考慮し、早めに行動してもいいかもしれません。

もっとも大切なことは、自分や大切な人の命を守り、重篤化しないようにすること。医療機関やスーパー、物流、食料生産者に感謝します。


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Chaito

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