【重要】青年海外協力隊の制度変更のお知らせ【2018年秋募集以降に参加を検討している方は要注意】

【重要】青年海外協力隊の制度変更のお知らせ【2018年秋募集以降に参加を検討している方は要注意】

JICAの青年海外協力隊事業が少し変わっていくようです。
詳しいことは、→ JICA公式のpdfに飛びます。 JICA ボランティア事業 制度変更について

 

このブログ自体はジュニアボランティア(20~39歳)を念頭にいれて書いてきたので、今回の制度変更に伴って、ぼくが書いてきた内容が大きく変わることはないと思います。

今回の制度変更で最も影響を受けるのは、これまでシニアボランティア(40~69歳)で協力隊事業を利用しようとしている人たちだろう。

 

青年海外協力隊、海外協力隊、シニア協力隊ができる?

これまでは、われわれ日本に住む日本人に関わりのあった協力隊というのは、ジュニアボランティア(20~39歳)とシニアボランティア(40~69歳)の2つだけだった。

「日本に住む日本人」とくどく言う理由は、日系青年海外協力隊というボランティアも存在するからだ。
でも、このボランティアを日本に住む日本人である我々が利用する機会はない。
そのため、この記事では省く。

 

これまでは青年海外協力隊事業は、ジュニアかシニアかで二分できるので、とてもシンプルだったのだ。
シニアは、現地での生活費がジュニアの倍支給され、住居費も多く支給され、家族を連れて行くこともできた。それに加え、日本で健康診断を受けるために、活動期間2年間のうちに1ヶ月間日本に帰国することができる。

それが、今回の制度変更で、どうやらシニアボランティアの待遇が変更されるようだ。

「シニア」とくくっていたなかに、さらに一般案件とシニア案件という専門性による区分を追加するようだ。
ジュニアボランティアに変更はない。

そのため、シニアボランティアで、一般案件で派遣される人を「青年海外協力隊(40~45歳)」もしくは「海外協力隊(46~69歳)」と呼ぶ。
そして、シニアボランティアで、シニア案件(より経験や専門性が高い)で派遣される人を「シニア海外協力隊」と呼ぶ。

 

詳しいことは、JICA公式サイトの情報を逐一確認しなくてはいけない。
というか、これから協力隊事業を進路のひとつに入れようとしている、もしくはすでに入れている人は、必ず情報収集をした方が良い。
まだ、情報はほとんど出てきていないようだし、公式サイトのページも対応していない(2018年9月25日現在)。

公式サイト:JICAボランティア

 

ちなみに、「JICA ボランティア事業 制度変更について」の情報も9月21日に掲載されたばかりだ。

だから、わからないことだらけなのが普通だろう。

 

簡単に分けてみると、こういうこと

今回の制度変更に伴う、各ボランティアの名称のカテゴリの変化はこういうことになる。

要因は2つだけ、年齢(39歳以下か40歳以上か)と案件(一般案件かシニア案件か)。

これが以前は、要因は年齢(39歳以下か40歳以上か)だけだったわけだ。

シニア案件というのは、簡単に言えば「より専門的な活動」ということ。
一方の一般案件というのは、従来のジュニアボランティアのように、それほど専門性や経験が研ぎ澄まされていなくても問題ないという案件ということになろうか。

だから、ジュニアボランティアがシニア案件という専門と経験がものを言う案件に応募することは不可能で、これは以前と変わらない。

 

● 20歳~39歳 +一般案件 :青年海外協力隊
無条件で「一般案件」の活動にしか申し込むことができない
よって、従来のジュニアボランティアと同様に名前の変更はない
→青年海外協力隊

● 40歳~45歳 +一般案件 :青年海外協力隊
従来であれば、シニアボランティアとくくられていたが、一般案件の活動で派遣されるこの場合は青年海外協力隊となる。
40~45歳が、20歳~39歳の隊員と同じ「青年海外協力隊」という名称が用いられているため、待遇がジュニアボランティアと同じになる可能性がある。
→青年海外協力隊

 

● 46歳~69歳 +一般案件 :海外協力隊
46歳以上で、一般案件の活動で派遣される場合、名称は海外協力隊となる。
上の「40~45歳+一般案件」との違いは年齢だけだが、名称から「青年」の2文字が消える。
これは、今回の制度変更で45歳と46歳の間に年齢的な境目をつくったことの現れだろう。
→海外協力隊

● 40歳~69歳 +シニア案件 :シニア海外協力隊
シニア案件という専門性を要する活動で派遣される隊員は、総じてシニア海外協力隊となる。
→シニア海外協力隊

 

この制度変更は、従来のシニアボランティア(40~69歳)が、従来のジュニアボランティアのみしか応募できなかった案件に応募できるようになるのではないか。
これまでは、明確に「ジュニア」と「シニア」で掲載されている活動内容が違っていた。
その活動の掲載内容を、「一般案件」と「シニア案件」に専門性の熟度によって分けることで、40歳以上の応募者の幅を広げたい思惑があるかもしれない。

 

いずれにせよ、年齢のみで応募できる要請を決めるのではなく、そのなかにさらに専門性の熟度によって要請のカテゴリーを選べるようになるのは選択肢を広げることになるだろう。(ただし、選択肢が広がるのは40歳以上の応募者に対してのみ)

 

待遇が一律同じになる。シニアボランティアが、ジュニアボランティアと同じ待遇になるということ

それに加えて、最も大きい変更は、

上記変更に伴って、従来は年齢で待遇が異なっていた制度を改め、基本的に全てのボランティアに同一の待遇を適用します。

この1文だろう。

 

これまでシニアボランティアは、その年齢的な部分が加味され、家族や健康に関するサポートやその経験と専門性の豊かさにより、若い隊員と比べれば、より厚い待遇があった。
それが、すべてのボランティアに対して、同一の待遇を施すときた。

こうなるとどうだろうか。
単純に考えると、40歳以上の応募者の数は減るのではないだろうか。

なぜなら、年を重ねれば重ねるほど、背負うモノが増えるからだ。
それをサポートするための待遇がこれまではあったわけだが、それがジュニアボランティアと同じになる。

詳しいことはよくわからないが、金銭的なサポートが減ることはたしかだ。
待遇というのは金銭的なモノばかりではないだろうが、今回の制度変更では金銭的な削減が大きな原因だろうから、40歳以上の応募者をふるいにかけているということだろうか。
正直、その部分はわからない。ぼくの憶測に過ぎない。

でも、もし、シニアボランティア1人を派遣する代わりに、同じ予算で2人のジュニアボランティアを派遣することができるとしたら、一考の余地があるのではないだろうか。

シニアボランティアの方々の経験や専門性も大切だし、そこを利用しない手はない。
そこは、待遇は気にしないシニアボランティアに期待するしかないのだろう。

金銭的に制限があるわけだし、それを理解した上で、国際協力を行いたいと考えるシニアボランティアの方々を求めているのだと思う。
そもそも、この事業はボランティアであって、仕事ではない。
”給料”を期待する事業ではないのだから、「国際協力をしたい」という本心に基づいて応募すれば良いのではないだろうか。

 

 

 

わからないことばかりなので、情報を仕入れ次第、このブログでも扱えたらと思う


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Chaito

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