第5弾:青年海外協力隊に合格した応募書類(職種:野菜栽培編)を公開します! 【書類審査・試験】

第5弾:青年海外協力隊に合格した応募書類(職種:野菜栽培編)を公開します! 【書類審査・試験】

第4弾で、応募書類のボランティアに関する書類に記載した文章を紹介しました。

第4弾:青年海外協力隊に合格した応募書類(ボランティア事業編)を公開します! 【書類審査・試験】

この第5弾では、職種に関する書類を紹介します!!

 

職種別試験問題は、JICAボランティアのウェブサイトに掲載される

応募職種ごとに、試験問題が異なります。

それらの試験問題というのはサイトに掲載されるので、自分の応募職種で指定された試験問題に対する解答をこの書類に書きます。

ボランティアに関する調書では手書きが必須でしたが、この職種別試験問題についてはプリントアウトの張り付けがOKです!!!
これはいいですね!!
楽チン、楽チン

今更ですが、フォントは明朝体が個人的には良いと思います。
まぁ、好みと常識の範囲内で自由にしていいと思います。

 

問いは以下の4つでした。

問1.あなたが第1希望に挙げた、任国からの要望調査票に記載されている活動に対して、あなたはどのような取り組みをしたいと思うのか、具体的に述べなさい。

コロンビアの派遣地ではクワの単一栽培が主として行われてきたが、単一栽培は農家の収入の面や農地の多様性の面から考えてみても、リスクが大きい。そのため、不作の年でも自給が可能となるような営農システムをつくる必要があり、野菜の多種栽培を指導します。
同地域は農薬や化学肥料が効果であり、それが農民の生活を圧迫しているということから、地域内資源を有効利用した有機肥料の作成が必要であると考えています。そのため、積み上げ式のたい肥づくりを指導するとともに、同地域ですでに行われているミミズ堆肥の普及・改善およびその多角的な利用を進めたいと思います。具体的には、野菜栽培を行うためのポット苗育苗土としての利用、液肥抽出による殺虫剤や追肥としての利用などです。
また、同地域は傾斜地を有しており、農機具が充実していないことから、保全農法に適している地域であると考えています。また、農地を持続的に利用していくためには保全農法の考え方が必要不可欠となります。幸いにも、南米ではすでに保全農法が広く普及してることから、数人の農家を連れて、保全農法を実践している先進的な農家への視察ツアーなどを行いたいと考えています。傾斜地は機械や人手が入りにくい場所であるため、ローコストで作業量の少ない作物生産を行い、狭い農地であっても有効利用していきたいと考えています。
上記のような野菜の多種栽培、ミミズ堆肥の普及および多角的利用、そして保全農法指導に取り組むことで、ローコストで安定的な作物生産を行うことができると考えています。またそれと同時に、農民は以前よりも農業に割く時間を削減できるようになるため、意欲的な農家は二次産業などを展開することも可能になります。

問2.熱帯・亜熱帯において持続的な野菜栽培を行う場合、主にどのような点に注意すべきか、具体的に述べなさい。

持続的な野菜栽培を行うためには、土壌中の有機物を増やすことが重要であると考えます。熱帯地域は雨季乾季が明瞭であることから、乾季には水分が不足し、作物栽培に適さない環境となってしまいます。したがって、土壌環境を安定させ、乾季でも作物が土壌中の水分を利用できるように管理することが重要です。そのため、畝高を調整したり、土壌団粒を増やしたりすることが重要になります。また熱帯地域では、野菜栽培における病害虫の負の影響が大きいと考えられるため、総合的病虫害管理:IPM を行い、農家が持続的に続けることができるレベルで対処していく必要があります。

問3.熱帯・亜熱帯において野菜の有機栽培を行う場合、その可能性および問題点(難しさ)について具体的に述べなさい。

熱帯地域は有機物の分解速度が速いため、有機物の投入方法や投入量を適切に管理しなくてはいけません、有機栽培は、堆肥などの有機物の投入に主眼をおいていますが、堆肥が未熟であれば病害虫が発生しやすくなり、かえって農家の収入を減らすことにつながってしまう可能性も秘めています。また、化学肥料を安価に入手できる地域では、化学肥料に頼った観光栽培が定着しており、急に有機栽培に転換することは難しいかもしれません。しかしながら、有機栽培の野菜は、慣行栽培のそれに比べ、比較的高価に取引される例が多いことから、地域レベルで野菜をブランド化し、それを高値で売ることで、農家の収入向上とブランド化にともなう農民の意欲向上の両側面を促進することができると考えています。

問4.①バイオマスと②春化減少について、それぞれ説明しなさい。(問題文はこんな感じ)

①バイオマスとは、生物量のことである。木や食料、牛糞などの生物質のものを指す。持続的な食料生産のためには、バイオマスを地域内循環させることが重要であり、有機ゴミをバイオ燃料や堆肥などの資源に変え、再利用していく必要がある。

②春化現象とは、越冬性の植物に低温処理を与え、暖かくなった時期に播種しても開花するように植物の生理を調節することである。この春化現象を利用することで、秋に発芽して越冬し、春に開花するという生理を持つ植物を、暖かくなった時期にも栽培に向けて人為的に調節することができるようになった。

おわりに

「春化現象」についての説明が間違っている気がしなくもないですが、ぼくはこれで提出しました。

ぼくは提出した解答用紙に問題文を記載しませんでしたが、もしスペースが余るのであれば、問題文も記載してあげると親切だと思いました。

ぼくの応募職種は野菜栽培なのですが、ぼくの専門性はどちらかというと「土壌肥料」という職種のほうが近いです。
そのため、書いていることも、結構土壌管理よりの答案になっていますね。
この職種の区分というのは、こっち側の都合です。
野菜栽培だろうと、土壌肥料だろうと、その職種の区分はJICA側の都合であって、応募者にとっても、要請を申請した派遣先の配属先にとっても関係ありません。

希望する要請内容に最も適したボランティア隊員が、お互いにとって最も好ましいわけです。

ですから、職種に固執しすぎず、あなたが第1希望に挙げている要請内容に適した自身の技術適合性で勝負したほうが良いと思います。
と今回の第5弾で紹介した、応募書類には考える時間がたっぷりと与えられます。
しっかりと青年海外協力隊事業に参加したい動機や自身の技術適合性を内省して、うまく表現することができれば、合格できるのではないでしょうか。
ぼくはこれらの応募書類で第1関門を突破しました!!

参考程度にどうぞ


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Chaito

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