任地でスペイン語能力を高めたいなら、スマホアプリ「小学館 西和中辞典」を使うべき!
外国語を学ぶ上で、辞書の存在は欠かせない。
わからない単語に出会ったら、すぐにその単語を調べる。
記憶に定着させるうえで大切だ。
「家に帰ったら、調べよう」
これでは残念ながら絶対に調べない。
だって、面倒くさいから。
そもそも頭のなかで「知らない単語」を覚えていることはとても困難だ。
その単語を知らないから調べたいのに、その単語のことを覚え続けるのは不可能だろう。
記憶に定着していないのだから。
メモを取っておけば、帰ってから調べることができる。
たしかにそうだ。
一理ある。
でも、メモを取る少しの時間があるのであれば、その時間にその単語を調べてしまえばいいのではないだろうか。
ペンを取り出して、紙にメモをとる。
会議や農村で活動しているときには、そういう風にすでにメモを取る体制ができあがっているときがある。
そのときはそれでいいだろう。
ノートの右側や下の余白など、決まった場所に知らない単語、特に聞こえたけど意味がわからなかった単語を「音」でメモする。
もしやる気があれば、あとで時間のあるときにそれを調べることができる。
でも、スペイン語圏で生活・活動をしているひとには、スマホアプリのスペイン語辞書を薦めたい!!
小学館 西和中辞典(オレンジ色)
たぶん、3000円くらいだったはず!
紙辞書は携帯性が悪いので、任地で使いにくい
言語を勉強するとき、紙辞書を薦められること、多い。
紙辞書だと、単語の前後に載っている別の単語も目に入るし、例文も合わせてみることができる。
これはたしかに便利だ。
ぼくは駒ケ根訓練所では紙辞書を使っていた。
大学の第2言語でスペイン語をかじっていたので、そのときに買った分厚い紙辞書を持っていたからだ。
でも、いかんせん、
紙辞書は、大きい。
紙辞書は、重い。
紙辞書は、調べるのに時間がかかる。
だから、これは任地で生活しているときに、ササっと調べるのには適していない。
荷物を増やすことになる。
もちろん、日本で語学勉強するときには紙辞書でも問題ないだろう。それは好みの問題だ。
しかし、任地で
友だちとご飯に行くだけなのに、紙辞書を持ち運ぶ人はいるだろうか?
任国内を旅行するときに、わざわざ紙辞書を旅行バッグに詰め込む勉強熱心なひとはいるだろうか?
綺麗なビーチにのんびりしに来たのに、語学に自信がないからと言ってカメラと共に紙辞書を持っていくひとはいるだろうか?
ちょうど良い高さの簡易枕にはなっても、数単語を調べるためだけに紙辞書を持ち運ぶはいない。
任地で使う分ことを想定すると、明らかに効率が悪い。
そんな私も紙辞書を持っていった。
400ページぐらいある、本格的な紙辞書だった、黄色の。
でも、2年間で一度も紙辞書を開いたことはなかった。
なぜなら、任地では電子辞書とスマホアプリの辞書を使っていたからだ。
最終的に、日本に持って帰って来ても紙辞書は使わないので、紙辞書はコロンビアに置いてきた。
持っていくだけ意味がなかったということだ。
人にもよるだろうが、任地で勉強机にどっぷり腰を掛けて語学勉強をするひとはそれほど多くないと思う。
勉強することは良いことだが、一歩部屋の外に出れば、現場で生きた語学を学ぶことができるのだから、文法をマスターしたら外に出て行ったほうがいいだろう。
聴いて理解することは比較的簡単で、難しいのは話すこと。
だから、最初はうまくスムーズに話すことができなくても、外で友人の話す言葉を聞いたり、それに相槌を打って「ウンウン」言っていればいいのだ。そこから、相手の表現を盗んだり、よく使う単語を学んでいけばいい。
電子辞書に載っている単語の意味が一番信頼できる
ぼくはカシオのスペイン語電子辞書を持って行った。
訓練を修了したあと、コロンビアへ発つ3日前くらいにアマゾンで買った。
紙辞書も電子辞書も持って行ったのだ。
羽田空港を出国するとき、すでにめちゃくちゃ手荷物を持っていたのを覚えている。
電子辞書は便利だ。
すぐにサクッと調べることができる。
派生語や類似語、反義語もタッチパネルをチョチョッとするだけで、出現する。
発音してくれる。
パソコンやスマホに慣れた我々は、すぐにピピっと調べたい単語を調べることができる。
紙辞書で1単語30秒かかっていた探す時間を、電子辞書では5秒まで縮めることができる。
紙辞書で1単語を調べている間に、電子辞書では6単語調べることができるということだ。
このアドバンテージはとても大きい。
なぜなら、知らない単語がやまほどあるからだ。
ある程度語学ができるひとが、わからない単語を調べるのではない。
わからない単語ばっかりのひとが、無数にあるわからない単語を調べるのだ。
だから、電子辞書は便利だ。
ぼくは電子辞書は配属先のデスクに置いていた。
オフィスで文章書きをするときに、出典がきちんとしている電子辞書を使っていたのだ。
日本語をスペイン語にするとき、スペイン語を日本語にするとき、電子辞書は両方できる。
『「~~するのは危ない」ってスペイン語ではどういう動詞を使うんだ?』
ピピピ。ポン! はい、出た!!
簡単である。
スペイン語の単語は地域性が大きいが、そのなかでも軸となるような基本的な意味を電子辞書では紹介してくれる。
汚い言葉になってしまうリスクを回避することができる。
だから、公式な文章を書くときに、電子辞書を使っていた。
スマホアプリの電子辞書が結局最強!!
日常生活において、スマホアプリの電子辞書が最強である。
理由はシンプル。
スマホは常に持っているから。
カメラと辞書をポケットに入れているようなものだ。
これなら、ビーチにも旅行にも持っていくことができる。
調べたいときにサクッと調べることができる。
さらに、守るべきモノを最小限にすることができる。
カバンに電子辞書を入れて、前ポケットの左にJICA支給携帯、前ポケットの右に自分のスマホと財布。
守らなくてはいけないモノが分散していると、日常生活ではかなり疲れる。
それをすべて盗難被害から守らなくてはいけないからだ。
でも、電子辞書を持っていなければ、ポケットにだけ集中することができる。
これがスマホアプリの電子辞書を使うひとつのメリットだ。
活動期間は安全第一、アクシデント事前防止。
これだけでも、スマホアプリの電子辞書を使うべき理由になるのだが、最近のアプリはすごい。
スペイン語の動詞活用にも対応しているし、スペルを間違って入力してしまっても候補を提示してくれるのだ。
スペイン語の難しさのひとつが、動詞の活用だ。
動詞が時制や主語に対応してめちゃくちゃ変化する。
たとえば、話す Hablar。
現在系の1人称はHablo
現在系の3人称はHabla
過去形の1人称はHablé
過去形の3人称はHabló
これは本当に一部でしかない。
従来の辞書では、原型であるHablarまでさかのぼらなくては、検索することができなかった。
Habloと検索しても、ヒットしない。
でも、このアプリは活用後の動詞を打っても、候補を提示してくれる。
だから、耳で聞いた単語を調べることができる!!
耳で「インビタシオン」と聞こえて、この意味がわからなかったとき、スペイン語を知っている人は音を簡単にアルファベットの文字に落とすことができる。
なぜなら、スペイン語の単語はそのままアルファベット読みしているだけだからだ。
インビタシオン ⇒ Invitación とすぐにつづれる。
たとえ、この推測したアルファベットのつづりが少し違っていたとしても、このアプリは検索候補を提示してくれる。
だから、知らない単語を勉強するのに、とても便利なのだ!!!
このアプリたしか3000円くらいだったと思う。
一度購入してしまったので、値段が表示されない。正確にいくらかはわからない。
ぼくはアイフォン5Sで問題なく使えていますが、アイフォン専用ではないと思う。
もしアンドロイドに対応してなかったら、ごめんなさい。
今調べてみたら、小学館は西和中辞典を2つだしているみたいですね。
ぼくが使っていたのはオレンジ色のほうです。
十分に使えます。
紫色のほうの辞典がどういう機能を持っているのか、知りません。
利用してみたい人は、2つの違いをよく見てみて自分に合っている方を購入すると良いと思います。
有料ということもあり、語彙量も例文も成句も十分です!!
任地ではこのスマホアプリの電子辞書「小学館 西和中辞典」だけでも十分にやっていけます。
訓練所では「語学授業の最中に、ケータイをいじるなんて」と思われてしまうかもしれませんが、個人的にはこの辞書があれば訓練所の語学勉強も十分な気がします。
活用もしっかり載っているしね!
スマホはみんなが日ごろから持ち歩いている。
だからこそ、スマホに質の高い辞書を入れておけば、これほど語学勉強を助けてくれるツールはないでしょう。
このスマホアプリの電子辞書、とってもおすすめです!!!
ぼくは2年間こればかりを使っていました!!
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