絶対に驚いてはいけないコロンビア:背後で鳴る銃声らしき”破裂音”
街中を歩いていると、突然背後で鳴る「パンッ」という破裂音。
結構びっくりする。でも、驚いているのは、ぼくだけ。
「コロンビアは、日本よりも危険な国だから、街中で発砲する人がいるかもしれない」と身構えていたので、なおのこと、ぼくを不意に狙撃してくるこの音に驚かされていた。
この記事を読んでいただいているみなさんには、コロンビアで後ろから狙撃されても驚かないでほしいので、有益な情報をお伝えします。
この狙撃音の正体はなに??
街中を歩いていると、背後から突然“狙撃される”ことがある。
近くで何かが破裂するのだ。
だから、歩道を歩いているとこの破裂音に驚くことが多々ある。
だが、安心してほしい。
それは、銃声ではないのだ。
破裂音の犯人は、バイク
コロンビアは車も多いが、もちろんバイクもたくさん走っている。
車もバイクも高級品なので、みんな長く大切に使う。
少し壊れても修理に出し、不具合があったら修理工場に持っていく。
1980年代の車が走っているのもよく見かける。とても大切に扱っているのがよくわかる。
ぼくのホストファミリーは、2台車を持っている。1つはMATSUDA、もう1つは30年前にお父さんがおじいちゃんから譲り受けた古い車だ。
コロンビアで走っている車はほとんど全てマニュアルだが、この古い車もそうだ。でも、変なところにマニュアルのギアが付いている。007のターボモードみたいに、ハンドルの脇に付いているのだ。
長い間愛用しているだけあって、よくお父さんがメンテナンスしている。
コロンビアでは、簡単な故障や不具合は個人で直すのだ。ぼくが農家さんと働いているからかもしれないが、バイクも一部分解して修理したりしている。
でも、頻繁に修理してるから、完璧には直せていないんだろうけどね!
この、自分たちで修理しているバイクが、銃声のような「パンッ!!」という音を出すのだ。
ぼくは車やバイクには精通していないのでよくわからないのだが、どうやらギアを変化する際に、空気が圧縮されて「パンッ」と破裂するようだ。
弾の数は尋常じゃないから、結構街中をこだましている。
これ、想像以上に音が大きくて、初めて近くで狙撃されたら必ず驚く。
この「パンッ」は誇張ではなく、このくらいのインパクト受ける。
部屋で集中して本を読んでいたら、いきなり部屋のなかで空気を読まない友だちがクラッカーを破裂させたくらいのインパクトがある。
かなり心臓に悪い。笑
コロンビアの街中で銃が発砲されることはない
「コロンビアは危険」というイメージ。
窃盗やひったくり、置き引きという意味では、あながち間違いではない。だから、気を抜いてほしくはない。
でも、基本的に、街中で銃をぶっ放す頭がおかしいやつはいない。というか、そんなのがいたら、さすがにぼくたち外務省管轄のJICA青年海外協力隊員が派遣されるわけがない。
言い方を変えれば、協力隊員を派遣できないような、外務省も渡航をおすすめしない地域に踏み入れる場合は、そういう可能性は否定できない。コロンビアでも、そういう地域は「ゲリラがいるかもしれないから、気を付けてね」という地域で、ぼくらコロンビア隊員は、だいたい3分の2ほどの国土は踏む入れることができない。
だから、ぼくたちはコロンビア国内を旅行する際、その多くの旅行で飛行機を使わざるをえない。派遣されている街と旅行先の街の間の県が、外務省基準の”私用では入らないでください”地域である場合がほとんどだからだ。
コロンビアで気を付けるのは、ボゴタでナイフを突きつけられる窃盗くらいだろう。
詳しくはこの記事を読んでください。
⇒⇒コロンビアに来る前に知るべき「明日は我が身の【犯罪手口】6動画」
みなさん、後ろからの”狙撃”には気をつけてくださいね!
あとくれぐれも、耳元でクラッカーを破裂させないように
Chao
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