「コロンビアに戻ってくるから」と平穏に日常を過ごす:残り1カ月
あと、1ヶ月ちょっとでコロンビアを去る。
悲しいか??嬉しいか??だって??
コロンビアでもよく聞かれる。
何も感じない。
『薄情なひとだなぁ』と思われるかもしれないけど、理由がある。
1ヶ月前くらいまで自然と残りの日数を感覚的にカウントダウンしていたのだが、最近は怖いくらい平穏で、心が落ち着いてる。
『日本に帰国する。派遣期間が終わる』ことはもちろんとてもよく理解している。
でもいま、特段帰りたいとも思っていない。
だから、「また会うんだよな〜」と思ってる。
実際友だちとは、今でも月に一度もしくは二、三ヶ月に一度くらいしか会わなかったりする。そのとき、ぼくがブカラマンガに居ようが、ボゴタに居ようが、日本に居ようがその期間は変わらない。
だってどうせ、ワッツアップとかフェイスブックでコミュニケーションをとってるだけだもん。
農家さんともそんなもんだ。1ヶ月に一度訪問したり、人によっては3ヶ月以上会ってないひともたくさんいる。
だから、ぼくの視点から考えても、「3ヶ月くらい会えなくても、もともとそういう頻度でしか会ってなかったのだから、寂しいはずがない」と思ってるわけだ。
ぼくが「もう日本に帰るから」と伝えずに帰国し、3ヶ月後くらいにコロンビアで偶然落ち合ったら、いつもどおり「調子はどう?」と会話が始まるだろう。
そのように、
ぼくは「帰国後3、4ヶ月以内くらいの間に、コロンビアに戻って来ることを決めている」から、あまり寂しさを抱えていない。
少なくとも、「今は」ね
ぼくは一度コロンビアから日本に帰国している。
『任国外旅行制度』という協力隊の制度を利用して、だ。
青年海外協力隊の任国外旅行制度について知りたい方はこちらの記事へ→ 任国外旅行制度と噂の不祥事:勝手に任国外旅行に行くアホがいる?
だから、往復で10万円払って30時間飛行機で移動すれば、東京とボゴタが繋がることを知っている。だから、コロンビアの世界がかなり近いと感じてる、個人的にね。
協力隊に参加したときも、『本当にしんどかったら、飛行機に乗れば1日で日本に帰れるんだから、大したことない』と思ってた。実際そうだし。
地球の裏側と言っても、飛行機35時間15万円くらい払えば行ける距離。
1日、2日くらい無駄に時間を過ごしてしまったことはありませんか?
そうに無駄にした1日を、思い切って飛行機の時間に当てれば着くんですよ?
お金を払えば、それだけで次の日の今ごろは地球の裏側にいる。不思議じゃないですか?
そうに考えているから、かなり身近に感じる。
だから、コロンビア生活でこの最近の2、3週間くらいが1番無風状態。
コロンビア人はいつもこういう感覚で生活しているんだな と理解できるほど、日常が平穏で、活動期間に圧迫されることもなく、仕事をしている。
こういう感覚で現地の人が過ごしているなら、彼らの身になって考えると、外国人がガーガー口を出してきたら目障りだなぁと思う。
こののんびりしたペース、仕事に成果を求めない日常、その日その週を小さな幸せと共に過ごす。1週間先のことは、1週間後に真剣に考える。
この生き方、ほんとに幸せだと思う。少なくとも、ぼくが目指す幸せな生活スタイルには近いし、実際にそういう生き方が定着しているコロンビア人を羨ましく感じてる。
この状態から日本のことを考えると、「俺、日本の社会で働く素質ない気がする」と冷静に少し不安になる。笑
だからこそ、コロンビアであと数年働けたらいいかなという考えが、頭の片隅にあるのでしょう。日本に戻ったら、この感覚に日本社会の条件が重なるだけだから、適応すればいいだけなんだけどね。
でも、この居心地の良さ、ストレスを感じるのは仕事でコロンビア人と一緒に働いているときだけだと考えると、「うまい仕事の仕方」を見つけることができれば、コロンビアに永住することもあまり苦ではないのかもしれない。
あと、1ヶ月ちょっと。
仕事だけはきちんと仕上げていきたいな!!
Chao
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