作物のタネを守る = 未来を守る: コロンビアの在来種保護

作物のタネを守る = 未来を守る: コロンビアの在来種保護

コロンビアでも、アメリカのモンサント社を代表とする種苗メジャーに対抗するために、在来種や固有種を守ろうとする大きな流れがあります。

タネがなければ、栽培することができません。
人類が数千年というスパンで築き上げてきた遺伝子と同じです。
親から子どもたちへと未来が受け継がれる。
タネも同じで、1980年代に遺伝子の存在が明らかになってから、タネを改善することと同時に、タネを保存することも大切になってきました。
一度全滅したら、それを“復活”させることはできせんからね。

植物は幸いにも、動物と違って、種子の状態で遺伝を保管することができます。ですから、必ずしも毎回毎回畑で栽培し続ける必要はなく、タネをとって、保管しておくことが大切です。

詳しいことは書籍に譲ります。

 

 

 

コロンビアでは、種子の交換や種子に関する活動が頻繁に行われています。

それは主に、種子委員会なる組織が先導しているからです。

多くの方がご存じの通り、トウモロコシやトマトは南米原産です。そのため、一言に「トウモロコシ」と呼んでも様々なトウモロコシがあります。

黒、白、黄色、橙色、紫など

日本では、BBQなどのときに食べる甘いスイートコーンが主流で、トウモロコシと言ったら『淡い黄色が鮮やかで、柔らかくて、ほんのり甘い食べ物』だと思います。
トウモロコシは食べるもの。

ペルーのカハマルカ近郊では、芯と葉が紫色のトウモロコシを栽培しており、身の部分はもちろん食用として食され、芯の部分は着色料に使われるそうです。
無駄がないですよね。その地域にしかない固有種であるそうなので、その紫トウモロコシを栽培する農家は大きなベネフィットになります。

飲料にも利用されてるようです。

無駄がありません。 もっと写真が見たい方は、「Cajamarca Peru morado maíz 」で検索してみてください。

 

 

 

 

南米にはトウモロコシを使ったスープが多くあり、スープに芯ごとまるまる入れて、モロコシの旨味を最大限引き出します。

 

トルテージャもモロコシですね。

コロンビア料理で有名なアヒアコにも、このようにモロコシが入ってます。種類は違いますよ

 

どの農家さんも長ネギとトウモロコシを必ず栽培しているほど、欠かせない食べ物です。トウモロコシ

トウモロコシのタネを保管したい場合、モロコシの先端と根元の部分は利用しません。
その部分の粒は質が不均一だからです。
そのため、写真のように真ん中の部分だけが残った状態で持ってきます。


トウモロコシは色が違うのがいくつか揃うと、とても可愛らしくなります!

タネは、形が良いものを選定して保管するようにしましょう。

栽培方法によって味が変わると思われがちです。有機農業の野菜のほうが、化学肥料のものよりも美味しい気がする、と。

栽培方法の違いよりも、品種の違いや旬、収穫のタイミングのほうが味をより大きく左右します。

有機野菜のほうが美味しい と感じやすいのは、「有機野菜のほうが美味しいに決まっている」という先入観がもたらす心理的要因と、有機農業に適した栽培品種が選べることによる品種の違いがもたらすものでしょう。

日本の種苗会社はしっかりしてるなぁ

Chao

 

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Chaito

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