台風19号被害:【空撮映像で】福島県、特に中通りの実情を知ってほしい

台風19号被害:【空撮映像で】福島県、特に中通りの実情を知ってほしい

福島県では、
浜通り(海沿い)の相馬市
中通りの郡山市・本宮市 などで河川の氾濫による浸水被害が起きている。
**局所的な1地域ということではなく、阿武隈川が流れる流域に沿って、浸水が発生したと理解してください。

今回の台風19号による被害を最も受けた県が、福島県である。
どうにしたら早くに復旧できるのかわからないか、力になることを探している。


この記事では、基本的に「ヘリコプターからの上空撮影動画」で情報を共有します。
写真だと面的な捉え方しかできなくて、「一地域が被害を受けているような印象」を受けてしまうと思うので。


阿武隈川流域で、台風の大雨による増水によって被害が甚大になった(個人的な見解)。
理由①:阿武隈川の増水によって、蛇行上して堤防が低い箇所から浸水が起きた。
理由②:阿武隈川の増水によって、支流の小さな川が阿武隈川本流に排水できなくて水の流れが滞った(バックウォーター現象)ことで、阿武隈川本流からすこし離れた場所で浸水が起きた。(郡山駅や本宮など)
 →それによって浸水被害が広範囲化し、「本流から遠いからだいじょうぶ」と思っていた支流付近の人たちが安心していた。


この下の動画で紹介します。
福島中央テレビが空撮した、1時間40分ほどの連続映像ですので、良いです。
飛ばし飛ばしでも、この動画を見てもらえれば、全貌はイメージできると思います。

郡山市→本宮市→二本松市→伊達市→相馬市→宮城県→伊達市→福島市→本宮市→郡山→須賀川

はじめに:福島市内に住むぼくは平気でした

ぼくは、福島県の福島市に住んでいます。
台風当日は、特別警報が幾度となくスマホから鳴りました。
ぼくが住んでいる場所は、ハザードマップで浸水などのリスクがない場所であるため、台風が通過するのをただただ落ち着いて待っていました。
そして、ぼくのまわりの多くのひとは、ぼくと同じように直接的な被害はなく、認識の違いが大きいです。

https://www.asahi.com/articles/ASMBF44FBMBFUTIL02D.html

動画を貼ったのですが、
1つの動画を貼ったことで、再生開始時間が合わないかもしれません。
見る方は、ご自身で動画を進めてください。

44:15 福島市の被害
46:38 毎日通る阿武隈川のところ、普段は河川敷にサッカーコートがあるけど、川底になっている。
47:35 家から自転車でも20分かからない場所
昨日知らずに原付バイクで通った

本宮市・郡山市はよく頻繁に行く場所です

氾濫した阿武隈川は、福島県の最南端を支流に宮城県のほうへ抜けていく非常に大きな河川です。
これが、ところどころで多数氾濫しました。

福島市内も、この阿武隈川が流れているため、河川沿いの集落は浸水被害を受けました。
ぼくの知り合いのひとのご実家は床上浸水です。

また、郡山がご実家の知り合いは「複数の親戚の家は軒並み床上浸水が起きている」と言っていました。



ぼくが住んでいる福島市から、立地を考えると、
福島市の南側に本宮市があり、本宮市の南側に郡山市があります。

【北】
宮城県丸森町
福島市
(二本松市)
本宮市
郡山市
須賀川市
【南】

福島市ー郡山市間は車で1時間の距離にあり、県の施設などが郡山市(郡山市は福島県の中央に位置していて、電車などの交通の便が良い)に多くあります。
そのため、わたしもよく本宮市を抜けて、郡山に向かいます。

また、浜通りには南北に縦断する電車が走っています。東北本線です。
これは、宮城県の仙台から、福島市・郡山市を抜けて、栃木県の黒磯(那須塩原の1つ手前の駅)まで抜けています。
本数は1時間に1本。多くて、2本のローカル線ですが、学生を中心にたくさんの利用者がいます。
ぼくも、利用しています。

これが、運休停止になりました。(16日水曜日から、一部区間で運転再開した)
線路が水浸しになり(なったまま)、線路のレールを支える土台が侵食されて、レールが浮いてしまったからです。
*福島市より北側(宮城県側のほう)と、南側(郡山のほう)でそれぞれ浸水被害が甚大なためです。

率直に言うと、
東北本線が走るルートは、福島市以外のほとんどすべての地域が阿武隈川の氾濫によって被害を受けました

身動きが取れないので、何もできない

ぼくは車を持っていない。
電車が動いていないと、山を越えることができない。
原付バイクで出勤はしたが、遠出は決してできない。

本宮市は、福島市からほど近い。

6:30 本宮市


あまり情報を持っていないなかで、このような繊細な内容を発信するのは責任感に押し負けそうになるので嫌なのだが、ぼくのようにテレビを全く見ないひとは今回の台風被害の甚大さを理解できていないと思う。
ぼくも、15日火曜日の朝に、ネットニュースを初めて被害の広範囲さを知った。
それまで、メディアが記事にしていたのは、個別的な被害や、文字だけだったから。

19:30 相馬市→宮城県丸森

相馬市(浜通り)は、阿武隈川ではなく、新田川という河川が氾濫しました。

農作物は、当然全滅です

1:11:21 川に近い畑や水田は冠水です
1:17:50 河川水の色に境が明確に見える バックウォーター現象
1:14:05 完全に浸水した郡山の地域
1:25:58 さらに南、須賀川市も阿武隈川氾濫による浸水

台風に関する情報

今回の台風被害でこれほど被害が出たのは、阿武隈川を要因だと思う。

東京新聞:浸水範囲、想定と一致 台風19号被害の福島・長野 ハザードマップ 避難に有効
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101702000286.html

HP:台風19号 福島県の被害と復旧に関する情報共有サイトはこちら
http://www.fct.co.jp/bosai/information/

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012131581000.html

堤防の決壊について

福島県は19河川28か所です。
▽宇多川が相馬市の北飯渕と西山でそれぞれ1か所、
▽阿武隈川が矢吹町の陣ヶ岡と中沖でそれぞれ1か所、鏡石町諏訪町と東河原でそれぞれ1か所、
▽広瀬川が伊達市月舘町下手渡で1か所、
▽滝川が伊達市梁川町二野袋で1か所、
▽濁川が福島市郷野目で1か所、
▽安達太良川が本宮市本宮で1か所、
▽藤田川が郡山市日和田で1か所、
▽社川が白河市表郷と棚倉町一色でそれぞれ1か所、
▽鈴川が鏡石町河原で2か所、
▽谷田川が郡山市で2か所、
▽藤川が会津美里町橋丸で1か所、
▽三滝川が新地町福田で1か所、
▽上真野川が南相馬市鹿島区橲原で1か所、
▽水無川が南相馬市原町区高倉で1か所、
▽太田川が南相馬市原町区益田で1か所、
▽小高川が南相馬市小高区小屋木で1か所、
▽川房川が南相馬市小高区川房で1か所、
▽夏井川がいわき市の平鯨岡と平下平窪と小川町関場でそれぞれ1か所、
▽鮫川がいわき市遠野町滝で1か所、決壊しているのが確認されました

「甚大な被害 台風19号 77人死亡 68河川で決壊 全容は不明」  NHK News https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012131581000.html



災害ボランティアを募集している。
福島市のHP:「福島市災害ボランティアセンター」を開設しました
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/20191012/kikikanri/saigai_volunteer.html


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Chaito

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