【おもしろいミミズ雑学】ミミズに興味がないひとほど、すこし読んで見てみてほしい!2つ目のミミズコンポスト始めます
ミミズが良い生物であることに気づいているひとは、ミミズを好きになれる。
ミミズは嫌われるような生物ではないけど、
足がないからだろうか、
目がないからだろうか、
声を出さないからだろうか、誤解されがちだ。
見た目や動きが苦手なひとはいるかもしれないが、基本的に農や自然と離れたところに住む人たちが意識せずにミミズを見かけることはほとんどないのではないだろうか。
この記事は、今後ミミズコンポストのやり方やアイディアを紹介していくことを表明する記事にしようとしていたのだけど、ミミズに興味がないひとでも楽しめるようにミミズで雑談してみました♪
みみずのかわいさ、君に届け
目次 Índice
土壌、つまり自然界におけるミミズの重要性を理解している欧米人は道ばたのミミズを拾う
我々日本人にとっての主食はお米である。
お米は水田で栽培され、生産される。
そのため、日本人は水田を支えるために流れてくる水や源泉となる森林をとても大切に扱う。
森林から流れ出てくる水が、養分を運んでくる。
上流の水田から順に満たされ、そして、川を通じて海に流れ出て、鉄分などを適度に含んだその水は植物プランクトンを育み、河口の魚を支える。
日本の主食はそのような流れのなかで、持続的に支えられてきた。
そのため、主食を育む土壌についての関心は高くない。
なぜならば、水田では農業用水からの養分インプットによって、安定した収量が維持されてきた背景があるからだ。
一方、欧米では主食が麦やイモであり、それらは畑で生産される。
したがって、畑土壌の管理は死活問題でもある。
そのため、土壌への関心は高い(「関心」というよりも、潜在意識的な部分にまで入り込んでいるのかもしれない)。
ミミズは、遙か昔エジプトのアリストテレスが言及していたように、何千も昔から農地の肥沃化をおこなっている。
欧米人はミミズが道端で迷子になっていると、拾って生け垣や土壌に戻したりするようだ。
そのくらい「ミミズが良い生き物で、重要な生物であるということ」が認識されているのだ。
みながみなそうではないだろうが、
日本よりかは海外での方がミミズは市民権を得ていることはよく実感できる。
「ミミズにおしっこをかけるとチンチンが腫れる」というストーリー性
ミミズの重要性はゆくゆく紹介していくが、
人間にとってミミズがとても重要な生物であることは確かである。
偉大なひとには足を向けて寝られないように、
大切なものや生き物にはおしっこをかけることはできない。
畑や田んぼにツバを吐く行為は理解できないし、
たばこの火を靴で消したりする行為も見てて気持ちのいいものではない。
ミミズのなかには、外的に攻撃されたときに粘液をとばすものもいると聞くが、その粘液が皮膚に付着したところで特に問題はない。
「おへそを出していると、雷様におへそを取られるぞ」とストーリーを添えて、子どもにおなかを出して寝ないことを教えるように、
「ミミズにおしっこをかけるとチンチンが腫れる」というのは、ミミズを粗末に扱わないということを伝えたいストーリーだろう。
立ちションで、ちんこが腫れるのと代償でまでミミズにおしっこをかけるひとはいないだろう。
有益な生物なのだから、おしっこをかけるべきではない。
ミミズは水の生き物だったから、皮膚呼吸で水の中でも長時間生きていられる
ミミズの体表面がヌルヌルしているのは、皮膚呼吸でガス交換しているから。
ミミズはヒルの仲間で、大昔は水の中で暮らしていた。
そのため、釣り餌として使うと、水のなかでよく動いてくれるので、魚の食いつきもよい。
それに、ミミズは鶏肉よりもタンパク質が多く、脂肪がないので、動物にとって恰好の高栄養食糧である。
ときどき、頑張って探していると「ミミズハンバーガー」を見つける。
ぼくは食べたいけど、まだ食べたことがない。
実際にミミズバーガーを料理として提供しているお店は世界各地あるようだ。
コロンビアのぼくが住んでいた街にもレストランがあったみたい。
女性はナメクジのヌルヌル成分は保湿のためにつかうのだから、ミミズのヌルヌルも使ったら良いのに
「進化論」のダーウィンは、ミミズの糞塊を計っていた
ミミズは昔から中国では、地龍という漢方薬として利用されてきた。
地面の龍だ。
英語では、earthworm。
地球の虫。
スペイン語では、lombriz de tierra。
地球の虫。
日本語では、蚯蚓。
丘を引く虫とでも表せそうだ。
ミミズはそのように、地形を変えるほどに影響している。
進化論のチャールズ・ダーウィンは、「地球上のすべての土壌は、ミミズの腸を通過したものだろう」と賞している。
チャールズ・ダーウィンが晩年にイングランドの実家の庭で、ミミズが毎日形成する糞の量を確認して、研究していたことはとても有名な話だ。(ぼくら、ミミズ好きにとってはね)
ダーウィンがやっていた研究をめちゃくちゃ簡単に説明すると、
上の写真のようなミミズの糞塊タワーが庭先にたくさんあって、毎日そのタワーを回収して、重さを量っていた。
そうすると、面積あたりで1日どのくらいの量の土壌が、ミミズによって移動(下層土壌から土壌表面へ)するかが算出できる。
それをミミズが生まれたとされる遙か昔から、現代に至るまでの時間で計算すれば、何万年かのあいだには「地球上のすべての土がミミズにの体のなかを通過しただろう」と言うことができるようになる。
ミミズは骨がないので、化石が残らない。
だから、ミミズの進化を確認することは難しいし、ミミズの死体を見つけることも難しい。
ミミズのカラダは高タンパク質で窒素が豊富、かつ、体内の消化気管内にいる共生微生物はミミズが死ぬとすぐにアンコントロールになるため、体内外から急速に分解されてしまう。
ぼくらが見るミミズの死体は、道ばたで干からびているものではないだろうか
いろいろなミミズ
ミミズコンポストを新しく始めるので、それと一緒にミミズコンポストのやり方やアイディアなどを紹介していきます
もともと1つミミズコンポストを持って、そこで飼っているのだけど、
将来を見据えてもうひとつ別にミミズコンポストをはじめて、繁殖させていこうと思います。
せっかくなので、それに合わせて「ミミズコンポストの考え方」や世界のミミズコンポスト実践者間で交わされている情報やアイディア、研究論文で更新されているより適したミミズ堆肥の利用方法などを紹介していきます。
ぼくは27歳なので、あと40年くらいはミミズとお付き合いしていくと思うので、資産にしていきます。
ときどき過去の自分が書いた記事を読み返して「あのころの自分はよく考えていたんだな。すごいな」と感心しているときがある。笑
過去の自分から学ぶことも大切ですね。
なんでぼくがミミズに対してこんなに愛着を持っているのか、突然不思議に思ってしまったので、この記事はこのあたりにしておきます。
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