25m泳げたら中級者:クロールのバタ足が進まない悩み
近くの室内プールの回数券を買った。
全11回分で4100円。
1回410円だから、回数券を買うと1回分お得だ。
まだ1回しかプールに行ってなかったので、その回数券を使い切るためにも自分の体を水用にするためにもプールに行く。
行きたい。
行かなくてはいけない。
プールに入る。
まだまだ初心者のようなものだから、スピードは気にしない。
と自分に言い聞かせながら、速く泳ごうとする見栄。
自分のバタ足が本当にバタバタしているだけだということに気づくのに、そう時間はかからなかった。
クロールの師匠がおらん
今度のビギナー大会。
スイムの距離100m。
大したことはない。
陸では
プールに行くたびに、スイム500mのレースにしなくて良かった と安堵する。
まったく水になれずに500m泳ぐのは、そうとうしんどい。
単発では問題ない。
25mを20回泳ぐのと、500mを1本泳ぐのとでは勝手が違う。
そもそも、ぼくは100mを1本泳ぐことがぎりぎり。
途中から体が重くなって、肩回りの可動域が狭くなる。
体が沈み込んでしまうので、クロールの際に息継ぎが十分にできなくなる。
自分のリズムで息継ぎができないと、泳ぐリズムも崩れる。
ここまで75m地点である。
平泳ぎなら余裕なのだけど、クロールはしんどい。
毎日5km以上走るようにしているのだが、走っているときにいつも思う。
「地球上に存在する生物のなかで、クロールで泳ぐのって人間だけだよな。クロールって本当に一番早い泳ぎ方なのかな?」
素朴に思う。
カエルがクロールしているのを、見たことがない。
カエルは平泳ぎしかしない。
関節の向きがそうなっているのだろう。
カエルはバタ足もしない。
人間の脚も骨盤に対して横にくっついているから、歩くときは本来右足と左足が平行に前に進む構造になっている。
モデル歩きのように、同じ着地地点になることはない。
その歩き方は腰をひねてっているから、自然な歩き方ではない。
そのため、内またで歩くことでか弱さをアピールしてきた日本人女性とは異なり、海外では自然な歩き方、蟹股歩き気味のひとが多い。コロンビアでもそうだった。
どうすればクロールが速くなるのか。
その見本となるようなアイディアを僕に与えてくれる先生は、自然界にはいない。
バタ足をしても前に進まない
恥ずかしげもなくビート板を利用して、自分の悪いところを探してみる。
今の悩みは、100mを泳ぎ切ることのできない肺活量ではなく、まったく進まないバタ足。
本当に全く進まない。笑
25mプールを泳ぎ切るのに、10分くらいかかるくらい進まない。
自慢することは出ないが、本当に進まない。
となりにいるおばちゃんやちっちゃい子のほうが速い。
自分なりに考えてやってみても進まない。
バタ足だけでなく、クロールにすると進む。
手でかくことができるから。
でも、足を使いたい、脚を。
平泳ぎのキックのほうが、クロールのバタ足よりも速い。
最近は、クロールで100m泳ぐより、平泳ぎで100m泳いだほうが速い気さえしている。
そういうわけで、モノをなるべく持ちたくない僕は、本屋さんで立ち読みする。
最近は「クロールを速く泳ぐためには」というようなタイトルの本があって、すかさず手に取る。
フルカラー。
非常にありがたい。
どうやら、脚の付け根からバタバタさせるイメージでバタ足をすると良いようだ。
やってみた。
体が思うように動かない。
そしていま筋肉痛。
自分が水の生物ではなくて、陸の生物であることをとてもよく理解できる。
25m泳げたら中級者
なんだかんだ2kmくらいは泳いでいるのだが、どうしても色気づいてスピードを求めてしまう。
だから、途中でしんどくなる。
速さなんて今はどうでもいいのだが、若気の至りとでも言おうか。
ゆっくり泳ぐことができない。
ゆっくり泳ぐことは実際めちゃくちゃ難しい。
それだけ自分のフォームが浮き彫りになってしまうから。
でも、速く走るよりも、ゆっくり走ったほうが消費エネルギーが少ないように、水のなかでも頑張って頑張って速く泳ごうとするよりもゆっくり泳いだほうが長く泳ぐことができる。
トライアスロンは、まずは長く泳ぐことのほうが大切。
と、自分に言い聞かせているわけだが、本にこうに書いてあった。
【25m泳ぐことができたら、もう中級者】
きちんと25m泳げれば、あとは距離を延ばせばいいだけだからだ。
そうに言われると、なんだか泳ぐのも好きになる。
これで、バタ足の泳力を引き出すことができれば、もっとスイムを楽しめるのだろうなとおもう、まる子であった。
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