第16弾:あなたの活動は、あなただけの活動。だから、その先は自分で見て、感じて、刻んでください 【青年海外協力隊】

第16弾:あなたの活動は、あなただけの活動。だから、その先は自分で見て、感じて、刻んでください 【青年海外協力隊】

ここまで青年海外協力隊について、15記事を書いてきました。

協力隊で、任地に派遣されてからのことも書こうかなぁ と思っていました。
でも、それはおもしろくない!!!!!!

だから、紹介するのはやめました。
昔、大体の心の変動について書いてましたけどね!周りの隊員の話を聞いても、みんなこんな感じらしかったので。
原則2年間の協力隊活動は多少調整可能!! 1年半〜2年半 【期間特集第1弾】
協力隊員の現地における視点の変遷:山あり谷あり 【2年間のカレンダー】 【期間特集第2弾】
協力隊の2年間は短い。というか、ちょっと足りないのだけれど!! 【期間特集第3弾】

 

 

旅の醍醐味は、希望とともに、不安を抱えること。
そのドキドキわくわくの気持ちのうわずりさえも、旅の楽しみ方。
意外とそういう気持ちの変化って覚えているものですよね!

青年海外協力隊に合格して、候補生として訓練を受けて、たくさんの感情を抱いて、日本から去る頃に希望とともに寂しさを感じてみて。。。
任国に向かう飛行機のなか、同期とおなじだからどこか安心感がある。
それがひとりで任地で生活を始めるとき、自分のことを理解してくれていた居心地の良い環境から離れて、自分だけの力で生きていかなくてはいけなくなる。
生きているだけではだめで、活動をしていかなくてはいけない。

そこで初めて「協力隊」を感じることができると思う。

 

周りに人はいる。
でも、自分一人でどうにかしなくてはいけない。
「人間はひとりではない」と言うけど、ひとりでどうにかしなくてはいけないことばかりで、知らないうちにストレスをため込む。

ストレスを感じているはずなのに、ストレスを感じなくなったりもする。
見えるものに飽きてきて、見えないものが見えた気になる。

 

それが楽しい。

体験しているときは、楽しくなんかない。
でも、いつかふと楽しいと感じるときがある。
だから、そのトンネルを抜けてみると、楽しい思い出になっている。
そうにやって、都合良く自分の記憶が改ざんされていくのを感じることができる。

ちょっとしたことに喜んで、ちょっとしたことに悲しくなる。
これまで日本で、大切に大切に梱包されて保護されていた感情がむき出しになって、些細なことで感情が揺さぶられるようになる。
不満しか抱えていない自分がいるし、自分ではどうしようもないことばかりで泣きたくなることも多い。

助けてもらえるけど、心の奥底から支えてもらえるわけではない。
そこまで期待してはいけない。

 

自分のこと自分でやる。
自分の感情は、自分できちんと時間をかけて対話していく。

それの繰り返し。

 

 

協力隊を目指しているひとに対して、協力隊に派遣されているときのことを話すのはナンセンスだと思う。
それを楽しみにしているひとがいるから。
新しい世界にドキドキわくわくで踏み込んでいく、その感情を大切にしてほしいと思う。

それに言葉で言っても伝わらない。

「ああ、ほかのひとも同じように悩んでいるのか。じゃぁ、わたしが悩んでいるのも普通のことなんだね。わたしもわたしなりに、今の環境で頑張ってみよう!」
こういうつながりだけで十分だと思います。

 

 

あなたの活動はあなた以外に理解できません。
世界広しと言えど、あなたはあなた1人しかいません。
2人といないのです。
自信を持って行きましょう!!
そこに専門家がいても、あなたにできて専門家にできないこともあります。
あなたができないこともあるでしょう。
盲信的に自信家でいると、2年間で確実にパキッと心が折れます。
何ができて、何ができないのかを自分で自分のことをよく見つめて、苦しみましょう。

協力できることは、あなたが持っていることだけです。
あなたが持っていることしか、相手に与えることはできません。

たくさんのことを学びながら、”持ち物”を増やしましょう。
持ち物が増えていけば、引き出しが増えていきます。専門的にも、人間的にも。

 

 

きっと任地は想像とは違うと思います。
自分が想像していた雰囲気と違い。自分が想像していた自身の活動とも違う。

そういう想像と現実が違うとき、知らず知らずのうちに、体と心のバランスが悪くなります。
体と心のヒモが放れていきそうになってしまいます。
気づけているだけまだましです。普通気づかないで、気づいたらHP5のパターンです。

しっかり休みましょう。
休むことも活動です。
1人で知らない世界で生きていくのは、とってもストレスです。
勇気を持って休みましょう。
あなたの体とあなたの心は、あなたしかわかりません。

しっかり活動を行うことは大切ですが、「”理想”の青年海外協力隊活動」に押しつぶされないでください。
他の人と比較したり、成功例を眺めて、自分の小ささに自信を失う必要はありません!

うまくいかないことも正解で、うまくいかないことも経験です。
失敗したとしてもそれは進んだ証拠です。
3歩進んで2歩戻ることもあれば、3歩進んだらたくさん問題が出てきて5歩戻ることばかりです。

うまくいかないことが当たり前なのかもしれませんね。

 

 

 

 

あなたの活動は、他のひとがまねできないあなただけのもの。

あなたの悩みも、他のひとは経験できないあなただけのもの。

あなたの存在は、この世に2人といないあなただけのもの。

うまくいったこと。うまくいかなかったこと。

うれしかったこと。悲しかったこと。

おなかがよじれるくらい笑ったこと。目が腫れるくらい泣いたこと。

自分の小ささを痛感して、自暴自棄になったこと。

それでも、自分という「存在」を大事にしてくれるひとと出会えたこと。

 

ほかのひとにはうまく説明できないけれど、自分のなかで宝となることはたくさんあります。

 

 

 

その世界は、自分で体験してみてください。

 

 

 

先輩面して伝えるのであれば、1つだけ。

 

あなたはあなた1人しかいないのだから、あなたはあなたのままで良い。
成長するもよし、現状維持するのもよし。
うまくいっても、うまくいかなくても、あなたの存在は変わりません。

だから、『生きて帰る』こと。
これが一番大切なことです。

 

 

 

それでは、「協力隊活動という答えのない世界へ」
希望と不安を大事に抱えて、行ってらっしゃ~~~~~い!!!

 

ポエムっぽくてすみません。笑
何か知りたいことがあれば、コメントください!
書きたいことが出てきたら、特集の続きを書くかもしれませんが、
これからはコロンビアの紹介の方に”いったん”入っていきます。


1日1クリック、お願いします!
ランキング参加中♪ →青年海外協力隊

応援いただけると、嬉しいです

*ただのブログ村のリンクです

スポンサードリンク
 




 




 

Chaito

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)