第15弾:青年海外協力隊になるためにお金は必要ない。年間225万円+貴重な経験が手に入る

青年海外協力隊になるために、お金は必要ありません。
青年海外協力隊候補生の訓練期間も、お金は必要ありません。
青年海外協力隊として任国に派遣される際には、渡航準備資金が支給されます。
航空券も当然、支給されます。
青年海外協力隊として2年間任国で活動している間は、生活費と住居費が支給されます。
青年海外協力隊の任期が終わり帰国する際は、帰国のための引っ越し資金が支給されます。
航空券も当然、支給されます。
任期を終え、日本に帰国すると200万円が口座に貯まっています。

ですから、お金の心配はいりません。
特に、国際協力を志す中学生・高校生・大学生たちにとって、「お金」という制限はとても大きな存在です。
しかし、青年海外協力隊事業に参加する上で、費用面の心配はいりません。安心してください。

一方で、そこまで金銭面に関しても厚遇してもらえるのですから、きちんと活動しなくてはいけません。
協力隊員はこのJICAの事業を利用する者です。
ほとんどのひとが、青年海外協力隊事業とは2年間ポッキリの関係でしょう。
ですから、なおのことそれを肝に銘じる必要があるのです。

これらは税金ですから、公人のルールは守らなくてはいけないのです。
第13弾:訓練所で「公人」は耳タコ。公人になりたくないなら、青年海外協力隊員になるべきではない

お金は気になるけど、お金の話はしにくいよね。

お金大好き。
ぼくは貯金が好きで、一番お金がかかる趣味を楽しんでいます。

お金の話は難しい。
具体的な金額を上げるのも何かいやだし。
宝くじで高額当選したひとが、それをひた隠しにするような感覚だ。

でも、やっぱり気になることで、これから協力隊を目指す人にとって大切なことでもある。
お金は大きな懸念材料になるから。

 

費用面を心配する必要があるのか?

 

結論を言ってしまえば、費用面でマイナスになることはありません。
見ていきましょう

事業に関する部分は全部JICA持ち。贅沢をするときだけ実費負担


時系列でザッと見てみましょう!!

具体的な数字は、協力隊候補生になったときに訓練所で計算してください。

任国へ行くまで

派遣前訓練で70日間訓練所で暮らす。
第11弾:派遣前訓練所70日間は缶詰状態 【青年海外協力隊】
この訓練生活の食事、住居、ネット環境すべて公費負担です。
つまり、生活・訓練をする上での出費はありません。
訓練中は外部と遮断されている感覚を強く感じるため、近くのコンビニでお菓子やジュースを買って、リラックスしたくなります。
そういうときの出費は、もちろん自分の財布です。

たしか、この期間中は日当がでます。
額は覚えていませんが、少し日当が出ているので、70日間だとちょっとしたお金になりますね。
プラスです。

そして、訓練を無事終え、候補生から正式に協力隊になると、2~3週間後に控えた任国への渡航のための渡航準備資金が支給されます。
10万円より、もうちょっともらえたかな。。。
これで予備パソコンを買っていくひと、アウトドアカメラを買うひと、スーツケース2個に収まらない分の荷物を段ボールなどで先に任国のJICA事務所へ郵送するひと、などがいます。
使い方は自由です。

ぼくは3万円ほどのオリンパスのアウトドアカメラを買いましたね!
帰国隊員おすすめ:隊員が任地に持って行くべき便利なモノ10選!!

 

任国への片道の航空券は、JICAが手配してくれます。
われわれは航空券を受け取り、その時間通りに空港で飛行機に乗り込むだけです。

ああああ、一般的にスーツケースは2個まで(重量は航空会社による)ですが、3個目、4個目を持って行く人もいます。そういう超過荷物は、訓練生活後に払われた渡航準備資金からの捻出になります。
必要なものを見極めて、なるべく超過料金がかからない量にしていった方がいいです。
どうせ、日本に帰ってくるときには荷物の量が増えているでしょうから。

任国でもJICAからの生活費・住居費で活動できる

任国に着くと、任地に派遣される前に、首都で語学研修を受けることになる。
コロンビア隊員で言えば、僕の任地ブカラマンガ市に派遣される前に、1ヶ月間首都ボゴタの語学学校に通いながら、現地語学研修を受けました。

そのお金もJICA持ちです。
ただしくは、コロンビアのJICA事務所持ちになるので、若干派遣国のJICA事務所の予算によって勝手が違ってきますが、まぁそういう細かい話はなしで。

任地での生活は23カ月間ほどあります。
住居費に上限が設定されていますが、基本的にそれを超えることはありません。
ぼくは、月2万円でした。これが住居費です。
コロンビアのブカラマンガ市で、ホームステイ1室2万円というのはかなり良い額ですが、セキュリティ上仕方ない部分もあります。
生きて帰ることが目標でもありますから。

それとはべつに、ぼくは月580ドルを生活費として受け取っていました。
衣食住の衣食に当たる部分ですね!

この生活費というのは、任国の公務員と同程度とされています。
そのため、派遣国によって異なります。
生活費は物価によって、大きく変わってきますからね。

ちなみに、シニアボランティアさんは単純にジュニアボランティア(20~39歳)の倍の額の生活費が支給されます。

というわけで、僕の場合で現地での生活費を支給額を算出してみます。
住居費と生活費支給

住居費:2万円/月 × 24ヶ月 =48万円
生活費:580ドル/月 × 24ヶ月 =13920 約14000ドル

1ドル100円計算で、生活費支給140万円/2年間です。

住居費48万と生活費140万円で、だいたい200万円ですね。
200万円でコロンビアで2年間過ごせるのであれば安いですけど、税金ですからね。

ひとによっては、生活費はかなり余るようです。
ぼくはコロンビアを知るために旅行をしたり、友だちと道草食っていたりしたので、支給されたお金はほんと度すべてコロンビアの経済を回すために使い切りました。

この支給金は、無理して使う必要はありません。
極端な例を示せば、ぼくが生活費を40万円/2年間しか使わなければ、単純に100万円銀行に残ります。米ドルですが。
これは返還する義務はありませんので、日本に帰国したあと自由に使えます。

 

ただ、任国内旅行や任国外旅行などの私的なことは、自分のお金を使うことになります。
ですから、そういう出費を生活費から支出できます。

自分のクレジットカードを切ったほうが便利なので、そういう出費は日本の口座から使うことになりますが、現地での支出は現地での生活費でどうにかまかなえます。
心配いりません。

 

帰国したときには口座に200万円くらい積み立てられている

さて、帰国しました。

帰国すると、現職参加制度を利用していたりすると話は違ってきますが、普通に協力隊に参加していれば、帰国後の社会復帰手当などの積み立てにより、200万円近くが自分の口座に積み立てられています。
それは自由に使えます。

これは、月々の積み立てになっているので、任期短縮をすると額が減ります。

 

おわりに:年間225万円+貴重な体験

はい!!
というわけで、ザッと見てきましたが、
協力隊として2年間過ごす上で必要な出費というのはありません。
すべてJICAからの支給でまかなうことができます。
心配いりませんね!!

さらに言えば、帰国した頃にはすこしプラスになってます。

 

全部を含めて簡易計算すると、200万円の住居費・生活費と200万円の社会復帰費で、2年間で400万円です。
これにもろもろつけても、450万円ほど(航空券は除く)。

年間で225万円です。
それほど多くはなかったですね!!
日本の初任給と比べても、少ないです。

物価の関係で、コロンビアではほどほどに良い生活が送れましたし、活動を通して良い経験ができました。

 

公費なので税金の無駄遣いだと言われることはありますが、お金目当てで青年海外協力隊になりたいと思う人はいません。
お金が欲しいなら、普通に働いた方が貯まりますからね。
(ということは、現職参加は相当貯まるって言うことなのですけどね 笑)

 

 

これから協力隊を目指すひとは、お金の心配をする必要がないことはわかっていただけたかと思います。
気にしなくてはいけないのは、費用面ではなく、将来設計の面ですね。
協力隊に行くタイミング。
第6弾:青年海外協力隊に応募するタイミングは、応募したい要請があったときがベスト!!
満20歳から参加できますので、ひとつの選択肢にしてみてはどうでしょうか


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Chaito

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