第14弾:派遣前訓練がぬるま湯なのは、候補生がそれぞれの熱量に合わせて温度設定しやすいから

派遣前訓練

行って驚くことなかれ、慣れてしまえば、ぬるま湯です!!

 

だからこそ、自主性が育つ

そう考えてみませんか?

 

ぬるま湯だとのぼせない

ぬるま湯って気持ちいいですよね~
長く浸かることもできる。

特に最近は外気が35度くらいあるから、ぬるま湯のほうが良かったりします。
そんなぼくは、水風呂派です!!

 

さて、訓練生活の全貌が見えてくると、訓練生活がぬるま湯であることに気づく瞬間が来ます。
新しい環境も慣れてしまえば、見えなかったものが見えてくるようになるわけです。
それが日本国内のことであれば、自身の経験に照らし合わせることで1・2週間くらいで気づくことができます。

訓練所生活は、円滑な共同生活を送るためのルール(枠)は設けられているけど、中身は厳しく規定されていません。
だから、隊次による特色が出るようですね。雰囲気が

 

ぬるま湯であることが悪いわけではない


前の記事で、公人について書きました。

第13弾:訓練所で「公人」は耳タコ。公人になりたくないなら、青年海外協力隊員になるべきではない

こういうひとも公人になれるの? って思うことあります。

ぼくは、最初の自己紹介でふざけているのを見て、早々にそう思いました。

結構、そういう若いノリが嫌いな人はいますから、安心してください。
また、そういう若いノリが好きな人もいますから、存分に騒いでください。

訓練所のスタッフは傍観していましたから、まぁ「公人」という身分としてもオッケーなのでしょう。

 

訓練所にいると、スタッフさんは隊次の訓練所での雰囲気に口を出してくることはありません。
自主性を重んじているのでしょう。
また、雰囲気というものに正解がないことを理解しているのでしょう。
みなさん、協力隊OBOGですからね!
価値観を横から付け加えようとすることはありますが、真正面からぶつけてくることはありません。

さてさて、というわけで、
訓練所というのは、候補生だけの世界です。
不祥事があると、お灸をすえられることはあります。
でも、基本的に放任主義です。

だから、ぬるま湯になるわけですね!
「自主性を重んじる雰囲気」とも言えます。

ぬるま湯というのは訓練に拍子抜けしたときに感じるわけですが、そういうときこそ、そのひとの精神力の強さが試されるわけです。
自己努力です。

1次隊であれば、150人くらいは候補生がいると思います。
それだけの人数がいれば、大多数にとって居心地がいい雰囲気になります。
それがぬるま湯なわけです。
そのぬるま湯な環境から自分の適温を見つけ、自分の努力で自分の居心地が良い温度に変えなくてはいけないわけです。

 

たとえば、お風呂の温度39度。
あなたにとって適温ですか?このましい温度ですか?
ぼくは36度で入りたいときもあれば、42度で汗をかきたいときもあります。

そういうとき、水温39度というのは便利ですね。調整しやすいですから。

では、場面を変えましょう。
公益の大浴場があります。
そこの温度は42度に設定されています。
その浴場を利用する20~70歳のひと、みんなにとってその温度は良い温度でしょうか??
熱すぎてお風呂に入りたくない人が出てきてしまいそうですね。
長時間入っていることも難しいと思います。

そういうことです。

 

共同生活において、ぬるま湯は必要不可欠なわけです。

 

任地の配属先は、ぬるま湯です。自動調節機能はありません!


日本人同士だと、相手のひとを評価してしまいがちです。

これまでの人生のなかで、日本人を評価するポイントを理解していますからね。
だから、訓練所のぬるま湯な雰囲気が嫌になることも早いものです。

 

でも、派遣先の配属先はどうでしょう。
僕が知っているケースでは、「配属先に人がいない」とか「配属先のひとが仕事をしない」とか「配属先のひとは特に向上したい意欲を持っていない」というケースばかりです。

これ、ぬるま湯じゃないですか?
行っても、仕事ないんですよ?

周りのひとが働いていないんですよ?
仕事のノルマもない。
だから、協力隊活動のノルマもない。自分で設定せざるを得ない。

それをぬるま湯だと嘆くんですか?
ぬるま湯だから活動できないと2年間自分に言い聞かせ続けるんですか?
その2年間ってあなたが描いていた2年間なんですか?

 

 

まず、ぬるま湯を想定しましょう!!
ぬるま湯であることが当然だと。
ぬるま湯を最初のエントリーポイントに設定しておきましょう!

あとは、そこから自分に適した温度に変えていってみましょう!!
自分にとって好ましい温度へ。
自分が望む温度へ。

 

なかなか温度が上がらないときもあるでしょう。
最初は温度の上げ方がわからないかもしれません。

1人で乗り込んで、1人で活動して、周りを巻き込みながら活動をするということはそういうことなのかもしれませんね。

 

繰り返しになりますが、派遣前訓練は任地での生活を意識して過ごすと、とても素晴らしい経験になると思いますよ!


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Chaito

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