協力隊のみなさん、あなたは現地で恋人をつくる派?つくらない派?

協力隊のみなさん、あなたは現地で恋人をつくる派?つくらない派?

ぼくは、協力隊の2年間で、彼女を作る気は一切なかった。

そこだけは何があっても譲らない領域だ。

 

恋人をつくるひともいる

 

JICAとして、「恋人を作ってはいけない」というルールはない。
だから、そこには何の問題もない。

つくるひともいれば、つくらないひともいる。

つくらないひともいれば、つくれないひともいるし、つくりたいけどつくれなかったひともいる。

 

 

そこに大きな障壁はない。
日本でも、恋人がいる人もいれば、そうでないひともいるし、恋人がほしいのにできないひとはいる。

同じだ。

 

 

言語を上達させる上で、最も効果的な方法はその言葉を母語とするひとと恋に落ちることだ

とは、昔からよく言われている勉強方法である。

 

たくさんのことを表現し、たくさんの話をすることで、必然的に語学能力は伸び、たくさんの文化も学ぶことができる。非常に効率の良い勉強方法だろう。

 

また、協力隊の2年間というのは、長いようで短く、短いようで長いものであり、寂しさを感じることも多い。
そのため、心の支えとなる恋人をつくることは、精神的にもとても大切なことだ。

心の拠り所がどこにもないと、不安定になるものだ。

 

 

でも、ぼくは恋人をつくることはなかった。
心が不安定になることも多かった。でも、恋人をつくる気は一切しなかった。

何か聞かれても、「この2年間は、特別な女性をつくるつもりはないんだ~」と答えていた。

 

 

 

そもそも、心が寂しいからといって、自分以外のどこかでそれを満たすのは、ぼくのコンセプトにない。
つまり、自分の気持ちは自分の心のなかで処理するものだと思ってる。

もちろん、大切なひとがいれば、そこに依存的になったりすることもあるだろうが、それは「大切なひと⇒心が満たされる」のであって、「心が寂しい⇒大切な人をつくろう」とはならない。

 

だから、
「あなたがかまってくれなくて寂しかったら、浮気した」みたいな昼ドラみたいな言い訳、心がざわざわするくらい嫌いだ。

 

 

なぜ、恋人をつくらなかったのかというと、「協力隊の活動に集中したかったから」。

いかにも、取ってつけたような理由だが、かなり本気だ。

協力隊の活動に支障をきたさずに、うまく公私を両立できる人もいるだろうし、それは良いことだと思う。

現地で恋人をつくることを否定しているわけでは決してない。

ぼくは「協力隊の活動のために、コロンビアに来ている」という自分のポリシーがとても強く、あと若干潔癖気味なので、そのポリシーを破ることはできなかった。

もしとても素敵なひとがいたとしても、この2年間のうちにそのひとを恋人にすることはなかった。
もしいたなら、任期を終えた後から、交際をスタートさせることだろう。

そういうポリシーだった。

 

 

でも、大々的に「現地のひとと付き合ってます!!!」って言うひとは少ない。
そもそも、付き合っているひとの母数が少ないから、そういうカミングアウトを聴く機会が少ないだけかもしれないけど。

 

恋人をつくれば、コロンビア文化では苦しまない

つい先日、ダンス文化を最後まで受け入れなくて、心苦しかった話を書いた
コロンビア大好きな僕が唯一受け入れられない、”不快な”文化の違い。ダンスをしないと、雰囲気が乱れる?

これ、なんで苦しいかって、心を許せて踊ることができるパートナーがいないからだ。
もし毎回パートナーを連れていくことができたら、心苦しい想いはしなかっただろう。

コロンビアの文化は、愛に基づいていることが多いので、恋人をつくればきっと多くのことを楽しむことができただろう。

というかそもそも、好きな人と一緒にいること自体がとても幸せなことだから、当たり前と言えば当たり前だが。

 

コロンビアの友人は、どこかに遊びに行くとき、どこかで飲むとき、どこかを旅行するとき、なにをするにしてもパートナーを連れてくる。
だから、ダブルデートにぼくが1人ポツンといたりすることが、頻繁にあった。

そういうとき、居心地の悪さを感じるのは、何もコロンビアだけではないだろう。
日本でも友だちに誘われて行ったら、ダブルデートだったら、かなり居心地が悪いだろう。

居心地の悪さを感じるのは、個人の気持ちだから当然のことだが。

 

 

ないからこそ、気づくこともできる

 

『失って初めて気づくこともある』とはよく言ったもので、コロンビアに来て、日本では当たり前のごとく過ごしていた日常に感謝する気持ちを持つことができた。

お湯のでないシャワー
Wi-FiがつながらないWi-Fi
同じ文化的背景を持った相手に気を遣うという行動
自分がどういうひとかをわかってくれているひと
バリエーションを選ぶことのできるご飯
2年間の活動期間という空白の期間 etc

 

悲しい想いをした分だけ、人にやさしくできるようになるのだろう。
(そんなに、悲しい思いをしていたわけでもないけど)

 

 

恋人をつくって、その後どうする??

現地で恋人をつくったとしよう。
それで2年間過ごしました。

そのあと、そのパートナーを日本に連れて帰るか、その人自身が現地に残るか、もしくは、2年間と割りきって付き合うか。

結末は、この3パターンになるだろう。
この判断を最終的に下さなくてはならない。

 

【2年間と割りきって付き合う】

これ、なに????
このコンセプト、ぼくは嫌い。

割り切り具合が半端なすぎる。

むしろ、ここまでくるとむしろすがすがしい。寂しい気持ちを静めるため

 

まぁ、そのひとがどう捉えるかだから、他人がどうこう言う話ではないね。
でも、ぼくは好きではない。

自分がそういう風にやられる側だったら、いやだから。
「2年間の活動期間限定」っていうゴールを先に見つけて、そのゴールまでのお供だとみなせば、納得できないわけでもないけどね。

 

【そのパートナーを日本に連れて帰る】

これねぇ、まえもどこかで書いたけど、無職のぼくは無理。
 ⇒記事 コロンビア女性から最近求婚されるんですが

付いてきたいっていう人はいるけど、それを支えられることはない。
だって、自分の人生さえもまだ支えてもらっているんだもん。

だからこそ、帰国後にきちんと将来設計を考える。

 

その人自身が現地に残る

これが一番可能性が高いね。

途上国に住む人を日本に連れて帰ることは難しい。
だったら、そこに残る。帰国した後に、また任国に戻る。

 

なかなかパワフルだね~

ここまでできたら、真実の愛な気がする。

 

 

 

いずれにしても、そのひとたちが納得できるかたちが最善なんでしょうけどね。

 

 

ぼくはコロンビアに戻ってきて、コロンビアで暮らしても良い。
でも、日本で仕事をしてみたいし、きちんと自分の人生の戦略を練りたい。

だから、コロンビアで恋人をつくることはできなかった。無責任な感じがして。

 


恋愛に対して重い価値観を持っているぼくでした!!

 


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Chaito

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