野菜は贅沢品である:たかが50円高いだけで嘆くくらいなら、100円の買い物を1度やめなさい!
日本では、野菜は高い。
消費者は「野菜が高い!高い!!」ととてもよく嘆く。
『1本の大根が200円することが適正ではない』と言わんばかりの主張だ。
白菜やキャベツが天候不良でうまく生産できなければ高くなるのは当然なのだが、いかんせん「関係のない人」はいくらでも口を出せてしまうのだ。
そもそも食べ物は、わたしたち動物にとって欠かすことができないモノなのだから、エンゲル係数(出費に対する食費の割合)が高くても良いではないか。
目次 Índice
1人暮らしを始めると、野菜を食べなくなってしまう
ぼくは野菜が好き。
キャベツの千切りやナスのお浸し、キュウリの丸かじり、トマト。。。。。
おいしい。
野菜を調理すると、自分が習慣的に加えてしまう塩を入れることを申し訳なく思うことがある。
なぜなら、野菜だけでもしっかり味が染み出るからだ。
それを台無しにしている自分に気づくのだ。
でも、1人暮らしを始めると、野菜をめっきり食べなくなる。
シメジ、小松菜、ホウレンソウ、長ネギ、タマネギ、モヤシ
これだけを2日に1回くらいの頻度で買う。
キャベツや大根を食べたいけど、消費しきれないのだ。
白菜も買いたいけど、毎日毎日家で夕飯を食べる保証はないので、作り置きできない。
それに電子レンジ持ってないねん
毎日が炭水化物パーティー
朝は、お米を2杯分たべる。
お昼は、コンビニのおにぎりよりも2周りは大きいおにぎりを4つたべるか、
100均で大事に大事に買ったタッパーに、チャーハンをぎっちり詰め込んでいく。
夜は、ラーメンか、お蕎麦か、パンを食べる。
ときどき、大盛りのカップ焼きそばを食べることがある。
学食で食べるときは、もっぱらカレーの大盛りだ。
そう、炭水化物のパレードである。
このパレードに参加するのは、豚肉か、鶏肉か、ひき肉だ。
バランスよく食べないと、すぐにおなかがすく
炭水化物、タンパク質、脂質をしっかり取らないといけないのだが、どれかが不足するとわれわれは満たされないようで、すぐにおなかが空くそうだ。
食べればおなかはいっぱいになるが、その栄養バランスが良くないと、間食をしやすくなる。
おなかがいっぱいだけど、おなかが空くのだ。
だから、間食が増える。
炭水化物の食物繊維が足りていないのに、それをお米や麺類で補おうとしても仕方ないのだ。
でも、仕方ない。
だって、野菜は贅沢品だもの
野菜は余裕があるひとしか買わない
お金に余裕があるひとか、身体を気遣っているひとしか、野菜は普通買わない。
ぼくは、無性にカップ焼きそばを2つ食べたりする。
カップ焼きそば、大盛りでも200円だ。
一方で、レタスひとつ、ほとんど水分なのに、200円する。
余裕がなければ買わないだろう。
直感的におなかを満たしてくれるのは、ボリュームのあるカップ焼きそばのほうで、レタスはそれこそ意識高い系の食べ物である。
これは途上国でより顕著である。
いくら「身体に良いから」と宣伝活動しても、食べないのだ。
だって、野菜では、おなかが満たされないから。
それだったら、ジャガイモやキャッサバ、お米を食べていた方が良い。
だから、途上国の多くのひとはおなかがぽこっと出ていて、一見して太っている。
「貧しいのに太っている」と言うと、それは貧しくないひとたちだと思うかもしれないが、貧困で苦しむまでにはいかない層のひとたちは、おなかがぽこっと出ている肥満体型のひとが多い。
→野菜の価値:途上国のひとに、野菜を栽培・常食してもらうには「美味しさ」を知ってもらうことが大切
野菜がいつもより50円高くても、自販機に行くことを1回やめればいいだけ
野菜が高い高いと嘆こうが、たかが50円前後だろう。
ぼくはときどき、小松菜がいつも買っているものより30円高い地元福島産のものを買うかで悩むときがある。
贅沢したくて豚肉を食べたくなったとき、100g100円を超えるかどうかが僕のなかの購入基準なのだが、100g96円くらいの特売のお肉を見つけて、飛びつくように買うことがある。
そのたびに、「結局全体で計算すれば、30円くらいしか違わないじゃんか」と我に返る。
そういう些細なことで葛藤している自分がとても健気に思えて、内心笑う。
そして、そういった些細な金額の差で悩むなら、日中に気分転換のために買っている飲み物を購入するのをやめればいいだけであることに毎回気づく。
習慣的に買うペットボトルの飲み物を我慢すれば、ワンランク上のお肉が買える。
白菜も半分カットではなく、1つ丸々買えるかもしれない。
いちいち、10円単位で高いとか安いとか気にするくらいなら、100円の出費を1度削ればいいだけだろう。
100円単位の出費を気にするなら、1000円単位の無駄な買い物をやめればいい。
だから、ぼくは野菜は少し高くても、自分の好みのモノを買う。
おわりに:身長177cmの適正体重が67kgであるはずがない
健康診断を受ける。受けた。
身長が177cmで、ぼくは体重が80kgなのだが、
毎回毎回自分の体重の下に記載されている「67kg」という適正体重を見て、腑に落ちない。
177cmで67kgって、少なくとも「標準」ではないだろう。
それが健康なのかは知らない。
なぜなら、75kgでも身体を鍛えているひとはいるし、それは見た目としては細く見えるので「67kgくらい」だからだ。
だから、べつに自分の80kgが恥ずかしいことはない。
でも、それでBMIが計算されて、肥満体型と見なされるのは嫌だ。
それが嫌なので、もう77kgくらいまで減らそうと思う。
身体は自分が望んでいたくらいは大きくすることができた。
筋肉量も満足している。
だから、あとは削っていくだけだ。
この前、ドラフトがあったとき、桐蔭の根尾君や金農の吉田君のプロフィールを見ていた。
かれらは177cmほどで78kgあるのだ!!
テレビだと細く、小さく見えるので、もっと小さいモノだと思っていた。
彼らくらい身体を引き締めていきたいなと思う、秋の寒空の下であった。
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