福島の秋は、冬かっ!!10月なのに息が白く、鼻が寒いのですが、、、、
気づけば、10月も中旬だ。
群馬の秋は涼しくて心地よいのだが、福島の秋は寒い。
10月にして、すでに、肌に突き刺さる寒さがある。
東北の秋はこれほどまでに寒いのか
チャーハンがいつまでも湯気をまとう
福島で暮らし始めて、2ヶ月はまだ経たない。
それでも、5kgのお米が4袋目になった。
1ヶ月10kgという消費量は、意外と多い。
それも夜は、パンやラーメンなどにすることがほとんどなので、朝ご飯とお昼ご飯だけで10kg食べていることになる。
コンビニの120円のおにぎりが健気に見えるほど、小さい。
昔はコンビニのおにぎりは、105円だったのだが、最近はコンビニの20円割引キャンペーンなどという罠に引っかかりそうになると、180円の超高級おにぎりを買ってしまいそうになる。
おにぎり一個180円である。
「180円」が脳裏に残ると、120円が安く感じてしまうから不思議だ。
いまや、小学生のクラブ活動で「お昼500円」という代金ではやりくりできないのかもしれない。
さて、ぼくはおいしいチャーハンをつくることができる。
ときどきお弁当にして、お昼ご飯にするときもある。
福島は1ヶ月前まで暑かったのに、最近は最高気温が18度くらいになってる。
半袖で夜外に繰り出すのは、不可能である。
ぼくがつくるチャーハンも、夜中は常に湯気をまとうほどに、自室が寒い。
最も暖房効果の高い服を、すでに出し尽くしてしまった
ぼくは暑がりで、寒さには強い。
そうに思っていた時期がありました。
福島は南東北なので、東北の秋と言えるわけだが、東北の秋は冬である。
めちゃくちゃ寒い。
夜に雨が降った朝、自転車に乗って駅に向かうと、鼻先がめちゃくちゃ冷たくなる。
今日なんて、自転車のハンドルを握る手がかじかんでしまって、「かじかむって、どうして『かじかむ』って言うのだろう?」とふと頭に思い浮かんだほどだ。
それに、農作業や調査による日焼けで、左手首に腕時計焼けがあるのだが、もうかなり季節外れである。
東北の秋は寒い。
ぼくは最近出張が多くて、おうちでのんびりできる時間を確保することができていない。
だから、部屋の衣替えが進んでいない。
つい1ヶ月前までは大活躍だった扇風機は、今や室内干しの服を乾かすだけになった。
デスクの脇にある小さい扇風機は、もはや邪魔だ。
扇風機が季語であることがよくわかった。
東北の秋は早い。
いまの家にはクローゼットがないので、服はハンガーに掛けっぱなしになっている。
それもほとんどが半袖の夏用であるのだが、今年はもう登場する機会はないだろう。
夜とても寒いので、家のなかで冬用のダウンを着ている。
これ、僕が持っている最強の服である。
ぼくはこれよりも暖房効果の高い服を持っていない。
とても困る。
東北の秋は私の冬。
東北で生活するための服代
福島の寒さが、10月の時点でこのレベルであることに恐怖を覚える。
このまま寒くなり続けたら、みんなどういう服を着るのだろうか。
周りを見ていると思うのだが、みんなまだまだおしゃれに気を遣えるほどの余裕があるようだ。
ぼくの手持ちの服は、すべて出し切ってしまった。
僕の手札にはなにもない。
それに、みんな結構薄着だ。
ぼくが厚着をしていると、ひとりだけ季節外れになる。
そう、福島は秋なのだ。
ぼくにとっては冬なのだが、この世界では秋。
福島の冬に対する備えはない。
ひとまずこの秋を乗り切るために、アウトドア用のインナーを買いに行く。
この肌に突き刺さる寒さは、さながらボゴタのよう
コロンビアのボゴタは標高2600mと高いので、雨が降ると途端に冷える。
それでいて、友人の家に行ったりすると、熱々のお湯シャワーでなく、ぬるぬるのシャワーだったりするので、ひーひー言いながらシャワーを浴びる。
福島ではさすがにぬるま湯シャワーではやっていけない。
福島の夜7時8時の寒さは、香りは違えど、ボゴタによく似ている。
朝外に出たときに涼しいと、心がリセットされる。
嫌なことなどなのだから、リセットする必要などないのだが、冷たい空気が肺のなかに行き渡る。
空気が澄んでいるので、景色も遠くまでよく見える。
カツラの木の落葉が甘い薫りを漂わせているので、歩いていると、さらに気持ちが軽くなる。
植物の香りつながりだが、最近すれ違う人のなかにキンモクセイの香りがするひとがときどきいる。
性別も年齢も全くわからないが初秋を思い出す。
今年はキンモクセイが1週間も香らなかったので、その香りでも気持ちが少しポジティブになる。
驚愕の事実なのだが、
福島の秋は、どうやらまだまだ始まったばかりらしい。。。
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