現地コロンビア人の日本代表に対する前評判は高い?【サッカー ロシアワールドカップ】

現地コロンビア人の日本代表に対する前評判は高い?【サッカー ロシアワールドカップ】

コロンビアでは徐々にワールドカップへの準備が増してきている。

でも、常にサッカーの話題があるコロンビアでは、とりわけすごく盛り上がっているわけではない。

いつも通り盛り上がっている。

何かに付いてくるおまけらしく、子どもたちが良く集めてる

配属先の裏の道も、徐々にコロンビアカラーに。
タクシーのサイドミラーカバーも、コロンビアカラーになってきた国旗を貼ってたり、運動会の長い国旗群を売っているひとが増えてきた

 

 

配属先内のワールドカップモード

配属先で、ユニフォームの仲介ビジネスが発生し、1000円ほどで高品質のレプリカが買える。

僕は2枚黄色と青色を買った。コロンビア人にはこの青色の方が人気だ。それはもちろんデザインの関係もあるけど、黄色は前のデザインでも、前の前のデザインでも着回せるからだ。

これまで、セカンドユニフォームはネイビーか赤だった。だから、今回の青色のユニフォームは新しいカラーになる。だから、よく見かける。

日本のユニフォームにも似てるから、買おうかどうか迷ったけど、せっかくだから買った。

黄色もそう。なんかミニ四駆みたいなデザイン。同僚たちもあまり好きじゃないみたい。

高品質のレプリカは1000円で買える。アディダスオフィシャルは日本円と同じぐらい、7000円くらいする。番号入りだと8000円くらい。

だから、みんなだいたいレプリカを着てる。うちの家族は、大会が終わった後にバーゲンになった正規品を買うそうだ。ロシアW杯は、前回大会のユニフォームで応援することになる。

アルコールエリアに、サッカーコートが現れた。

ビールが山積みになってることが増えた。売れ時なのだろう

 

日本を応援するけど、「チーノ」は嫌だな~

さて、第1戦でコロンビア代表と我々は試合をする。

だから、最近は何かと事あるごとに「第1戦で戦うね!」という話になる。

その度に、「どっちを応援するの?」と訊かれる。

「日本が勝ったときに殺されたくないから、コロンビアかなぁ〜」と言うと笑いになる。

実際、サッカー熱が強い人たちが集まるようなバーは、僕の通勤路にはないので、たぶん殺されることはない。

でも、確実に「チーノ」って言われることが増えるのは覚悟してる。この前、コロンビアが韓国代表・中国代表と親善試合したとき、「チーノ」っていつもよりも多めに道端で言われたから。

ちなみに、在コロンビア日本大使館から、「白熱しそうな場所には近づかないように」という旨の注意喚起が届く。これは、オリンピックで、日本代表がコロンビアと対戦した2年前も同様だった。ごくごくたまに、サッカー関係で白熱して、殴り合いになったら、殺しちゃったりする事件がコロンビア国内で起きているからだ。熱狂的な人はとても熱狂的なのだろう。

 

配属先にワールドカップを楽しむ用のテレビが設置された。コロンビアでは時差の関係で、早朝から午前中に試合が行われるので、みんなが働くのかどうか気になるところだ。

 

 

 

「日本代表は速くて、組織的」というイメージは鹿島アントラーズ由来

家族や同僚と話していると、「日本代表のことを持ち上げてくれるひと」と「日本代表の現実を突きつけてくれるひと」の2つに分かれる。

どちらも『速い、戦略的』と言う。辛口の人たちは、「速くて、戦略的だし、よく走るけど、フィジカル的にぬるいよね」と言う。

よく知ってるなぁーと思う。まさに、ハリルホジッチ前監督がずっと言っていた「デュエル」という部分だ。もちろん、コロンビア人が日本の監督のことなんか知るわけもないから、彼らが動画を見て自分でそうに思ったのだろう。

⇒日本の記事でも、そういう評価だ コロンビア、初戦の日本眼中なし「強さなく当たり弱い」(スポニチ)

僕が、「あんまり今の日本代表は強くないよ」と言うと、お父さんは「ワールドカップに出れるほど強いんだから、どこの国も優勝を目指せるんだよ。サッカーは何が起きるかわからないんだから」と励ましてくれる。
ときどき、必要以上に日本代表を持ち上げてくれることがあって、「バカにしてるのかな???」と思ってしまう自分の心の狭さに気づく。

 

『速い、戦略的』ということ。

戦略的というのは、組織的というイメージで言っていることが多い。

 

最近僕は気づいてしまった。

このコロンビア人が持っている日本サッカーへのイメージというのは、完全に鹿島アントラーズをベースに成り立っているということに。

去年のクラブW杯で、鹿島アントラーズは決勝でスペインのレアル・マドリードと対戦して、柴崎選手の2ゴールもあったが惜しくも負けてしまった。

この大会で、鹿島アントラーズが準決勝で対戦したのが、南米大陸代表だったコロンビアのアトレティコ・ナショナルだったのだ。このナショナル、コロンビアでは圧倒的な人気を誇り、南米大陸でも強豪チームである。

 

だから、ナショナルと鹿島アントラーズが試合をした翌日、配属先の隣のフルーツ屋さんのおじさんや同僚たちに、「ナショナルも、日本のチームみたいに組織的に戦わなくちゃな」とたくさん言われた。その試合はコロンビア時間の早朝だったので、ぼくは観なかったのだが、コロンビア人はみんな早起きだからそれを観ていたのだ。

 

コロンビア人は日本代表の試合を観ていなくても、その鹿島アントラーズの戦いぶりを見て、「日本は速くて、組織的だ」と褒めてくれるのだ。

実際、その試合、鹿島アントラーズはとても組織的で良い守備をしていた。個人の力を重んじる南米サッカーとは、違う戦いぶりだったのは言うまでもない。

 

コロンビアで、日本代表特集をやっているところを見たことがない。

一方で、コロンビアでは最近頻繁にロシアワールドカップ特集のような番組をやっているのだが、特定の国を分析したり、称賛するような報道は見ない。

この前の土曜日は、中田英寿や高原が代表のころの日本対コロンビア戦を再放送していた。
めちゃくちゃ懐かしい画質 笑

 

日本のことを気にしていないというか、セネガルのことも、ポーランドのこともとりわけ気にしていない。
サッカーを楽しむのであって、サッカーを批評する気はないみたいだ。

自国のコロンビアの選手がどういう戦い方をして、どう活躍するかが気になるだけで、「それを解決するのは選手の皆さん」って感じ

各国の国名が入った水着のお姉さんがボールを蹴って、そのあと、その国の紹介をしていた。
国営放送です。文化の違いがすごい

 

そろそろ、ワールドカップが始まりますね!!!


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Chaito

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