絶対に見て聴いてほしいスペイン語の曲 「Si tú me besas (もし君がぼくにキスをしてくれたら)」日訳付き

この記事は、2018年3月7日に移転前の自分の記事で投稿したものです。
こんにちは
友だちや同僚からおすすめの曲を教えてもらっています.
そんななかで,
この1カ月近くのあいだ,個人的に圧倒的にはまっている曲を紹介します.
Víctor Manuelle の「Si tú me besas」です.
2011年に出た曲なので,7年前の曲になりますね.
再生数7000万回なので,超有名な曲ではないですね.
知る人ぞ知る名曲といったところでしょうか.
スペイン語圏の人口多いですからね.
しかもみんな,家や職場やバーでもCDで音楽を流すのではなく,
YouTubeにつないで動画を再生することで音楽を流しているので,
1度ヒット曲になるとネズミ算的にあらゆる場所で再生回数が稼がれるようになります.
そのため,「ストーリーバージョンの魅せるMV」と「歌詞バージョンの歌わせるMV」の2つを1つの曲に対して出してたりします.
さて,この曲ですが,
「もし君がぼくにキスをしてくれたら」というありきたりのタイトルです.
恋愛ソングしかないと言っても過言ではないスペイン語の曲のなかでも,よくあるタイトルです.
でも,リズムが素晴らしい.
歌声も,コーラスも上品で心が満たされる.
ヒロインの登場シーンと1つ目のサビの部分で心打たれる.
何十回と聞いてますが,飽きない.
日本では「キスをする」って恥ずかしい言葉というか,人込みで大声では言えないような言葉ですよね.
ましてや,人前でキスするなんて....
でも,日本の文化を紹介している本を読んだときに,
「日本の文化は,愛を知らない文化だ」と書いてありました.
人と比較したり,
人の目を気にして自分がとりたい行動をとれなかったり,
人の幸せを邪魔したり,,,
自分の幸せとほかの人の幸せを天秤にかけて,勝手に苦しんでる.
コロンビアでは,
ほかの人のことは気にしない.
ほかの人が何を考えているかなんか,理解する気概もない.
それでも,自分が幸せであることが大切で,
自分が幸せであることこそが,相手を喜ばせ,相手を幸せにさせること.
将来のことばかり考えて不安になるんじゃなくて,将来は明るいモノなんだから楽観的でいいんだ.
そういう感じ.日本人の感性とは逆に近いですよね.
でも,それが大切なことなんだと,個人的に感じてます.
人生,幸せであることが1番大切.
そういうことをコロンビアで学んでます
曲を紹介する前にもう少しだけ.
日本では,付き合うことが目的である場面がよくあるような気がします.
そして多くの歌やドラマ,映画では,
恋愛の入口(付き合うまで)と出口(わかれ)の部分ばかりにフォーカスを当てます.
だから,恋愛において最も大切な”中身”の部分がいかに幸せなものかを無視してるような気がします.
コロンビア人は,幸せな人生に生きていて,そう生きようとするので,恋愛の位置づけがとても高いです.(もちろん家族愛,友人愛もです)
だから,他人が道端でイチャイチャしていても,特に心を揺さぶられることがない.
その温かみと幸福を知っているからでしょう.
それを自然と尊重しているとも言えるかもしれません.
恋愛にオープンなので,恋人同士の愛の熱というのは基本的に最初から100%です.
徐々に好きになるとか,徐々に知っていくとかではなく,無償で全幅の信頼を預けます.
だから,今回のこの曲のように愛の初めの部分を歌った曲でも,付き合っているときもその勢いのまま付き合い続けると想像できます.
((西野カナの「会いたくて会いたくて震える」という歌詞を聞くと,多くの日本人は「こりゃ長続きはしないな」と想像しますが,多分ラテン系のひとは「相手を想う気持ちはずっと長い間変わらず続いていくもの」だと考えていると思います))
これはたしかに文化の違いです.
でも,個人的にはこれからの日本はもう少し人間味の強い方向に進んでいってくれたらいいなと思ってます.
では,一応日本語訳をつけました.
ぼくが訳したので,ぎこちないフレーズで意味が分からないかもしれませんが,スペイン語の愛の歌のニュアンスが伝わればそれで十分うれしいです.
ちなみにこの曲は,恋愛の入り口の部分を歌った歌です.
彼はアメリカ人で,主にドミニカで活動している歌手のようです.
主人公の彼の穏やかな表情に注目して見てみてください.
君が僕にキスをしても,君の唇にキスをし返すとは約束できないよ
それでも怖がらないでぼくにキスをしてみて,そうすれば君はもう一度夢中になるから
僕は君の大臣になって君の秘密をきちんと理解して,その解決策を探し出たい. これからもずっと君にキスをするために
Juro no sé que pueda pasar.
でも断言する,それでどうなってしまうかをぼくは知らないんだ
ゆっくり僕にキスをして,そうすれば,キスなしのそんな状況に君を野放しにすることはないよ
その美しい体とともに,僕にその機会へ飛び込む許可証をちょうだい
そして,僕の両手を受け入れてね
僕は誓うよ,これは無駄なことなんかじゃない
この街のすべての光が消え,そして君に新たに光を灯してほしいんだ
君の人生に触れさせてくれ,そして君は禁断の果実にかじりつくことを恐れないでほしい
僕の唇を受け入れてね
君の唇はよく利口だからわかってると思うよ
君のカレンダーに,ぼくに似た人形を描いておくからね
ぼくに華やかなキスをして
今,そうにキスをして
心に響くキスをして
君が,世界が僕たちの周りをまわっていることを忘れるように夢中にさせるよ
君の唇は僕を選ぶんだ
だから,そんなことを言われてないってあとで言わないでね.
華やかなキスをして
僕にキスをして
今,そうにキスをして
君が,世界が僕たちの周りをまわっていることを忘れるように夢中にさせるよ
君の唇は僕を選ぶんだ
あとで言わないでね.僕がそんなことを君に伝えてないって
Dueña de tu boca y tu maestría (al besar) me afoca
ぼくのこころをしっかりつかんでるよ
(二人の間の)氷が壊れているのに気付いているし,
実際ぼくのゴールはあの空にたどりくことだよ(君は?)
Me vuelas al cielo (Y tú)
君がぼくをその空まで飛ばしてくれるんだ(君はどう?)
君が地上で僕を駆り立てるから,僕はそのキスのフェスティバルのあとに待っているんだ
君がぼくのことを「大好きだ」と言ってくれるのをね
ぼくに華やかなキスをして
今,そうにキスをして
心に響くキスをして
君が,世界が僕たちの周りをまわっていることを忘れるように夢中にさせるよ
君の唇は僕を選ぶんだ
だから,そんなことを言われてないってあとで言わないでね.
華やかなキスをして
僕にキスをして
今,そうにキスをして
君が,世界が僕たちの周りをまわっていることを忘れるように夢中にさせるよ
君の唇は僕を選ぶんだ
だから,そんなことを言われてないってあとで言わないでね.
華やかなキスをして
今,そうにキスをして
Bésame con esa boca Y esos labios que provocan
ぼくの気持ちを刺激するその口とその唇で,ぼくにキスをして
Quiero que me beses tanto Hasta que te vuelvas loca.
君がもう一度夢中になるまで,ぼくにキスしてほしい
華やかなキスをして
僕にキスをして
今,そうにキスをして
君が,世界が僕たちの周りをまわっていることを忘れるように夢中にさせるよ
そんなことを言ってないって言わないでね.
君の唇は僕を選ぶんだ
ぼくに華やかなキスをして
今,そうにキスをして
心に響くキスをして
いかがでしたか?
休日家でコーヒーを飲みながら,ゆったり過ごす.
街中をのんびりと歩くとき聴くと,世界が少しカラフルに見える
そんな曲である気がします
主人公の彼は,自分にもそういう幸せが訪れることを知っているのでしょう.
すべてのひとにそういう幸せが訪れるチャンスがあるのでしょう.
車道側を歩いてくれるとか,荷物重そうだから持ってくれて優しいとか,そういう表面の優しさを評価しがちですが,大切なことは相手をいかに想うかなのでしょう.
大切なひとに対する気持ちは,必然と行動に現れるものです.
そう考えると,コロンビア人はひとつひとつの行動で人を判断するのではなく,もっと根幹的な部分を感じて評価し,信頼しているような気がします.
実際そういう場面に良く出会います.
別の曲もまたあとで紹介します.
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